それは暑い暑い夏の日だった
海斗
なぁ
玲
どうした?
海斗
俺
海斗
海斗
死のうと思うんだ
玲
え?
海斗
これまでありがとう
海斗
お前と一緒に居れて
海斗
海斗
楽しかった
海斗
さよなら
玲
待てって!
玲
早まるなよ!
玲
どうしたんだよ!
玲
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応答なし
玲
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応答なし
玲
どうしたんだ?あいつ…
玲
こうして居られねぇ!
玲
早く行かねえと!
こうして俺は家を飛び出した
玲
急がねぇとッ!
俺の家からあいつの家まで約15分くらい
玲
くそっ!走らねえと間に合わねぇ…
俺は必死に走った
足が痛い
息が苦しい
玲
くそっ坂かよ…
玲
急がねぇとあいつがッ!…
玲
あいつの家まであと少し
玲
俺の足頑張れ!
気づけば俺は泣きながら走っていた
どうして早く気づいてあげれなかったんだ…
炎天下を泣きながら俺は駆け抜けた
玲
こんなことは今考えることじゃねぇ!
玲
あいつを助けてやらねえと!
玲
やっと着いた
玲
インターホン鳴らすか…
無駄なことはわかってたんだ
玲
やっぱ出ねえ
玲
無理矢理入るか…
玲
入るぞー!
玲
どうしたんだよ海斗!
そこには泣きながら海斗が座っていた
海斗
もう俺生きる意味なんてないんだ
海斗
生きててもろくなことが無い
海斗
いじめられるし
海斗
親は喧嘩して
海斗
俺の居場所がないんだよ…
玲
お前…いじめられてるのか?
玲
気づけなくてごめん…
海斗
いいんだよ
海斗
元はと言えば俺が悪かったんだし
玲
居場所がねえなら作ってやる!
玲
いじめてる奴がいたら俺がぶっ倒してやる!
玲
こうやって(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラってw
海斗
www
よかった…笑ってくれた
玲
だから元気出せって!
玲
なんかあったら俺に報告してくれよ
玲
俺が笑わせてやる!
玲
だから死ぬな!
玲
一緒に生きよう!
海斗
ッ…
海斗
ありがとう!
海斗の顔はとても笑顔で
でも泣いていて
俺もつられて泣いてしまった
海斗
ほんとにありがとう
海斗
俺生きててよかった!
その一言で俺は泣き崩れてしまった
俺は泣きながら言った
玲
俺こそ…
玲
ありがとう!
俺…人を助けることが出来たのか?
生きててよかった