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10話♡ついにきましたお待たせしましたゆり組です……!阿部ちゃんお待たせ!白雪姫じゃなくて魔女(魔王)のほうが、あ、そっちなのね、あっ、えー!?ってなってる方はそのままお楽しみください♡いつもありがとうございますこれからもよろしくお願いします🥺

ゆゆゆりゆり組だって……!?わたしは僕は俺はそんな話聞いとらんぞ!何なんだ!けしからん(?)な方は1話(注意事項)から読み進めてください〜僕が僕じゃないみたいだ笑えるな君のせいだ〜行ってらっしゃいませ

昔の記憶

リョウタとショウタが最後に会った

世界会議の日

毎年行われていた会議だが

その日を最後に毎年の開催は

終了することになった

その理由は……もう"必要ない"からだ

戦争のなくなった今

平和の為に話し合いをし

新たなルールを作り続ける

意味を失った

もうそんなことしなくとも

世界は平和で保たれているから

長く続いた歴史に終止符をうつ

最後の世界会議が7年前……

滝沢王宮で行われていた

世界で1番大きな城……その王宮内に

探していた人の後ろ姿を見つけて

ショウタが嬉しそうに駆け寄っていく

ショウタ

リョウタ来てたんだ

ショウタはベンチに腰掛けるリョウタに

後ろから声をかけた

リョウタ

ショウタ

好きな人に声をかけられ

リョウタは嬉しそうに振り向いた

リョウタ

来てたんだじゃないでしょ

リョウタ

来るに決まってるでしょ?

リョウタ

俺一応、一国の王子だよ?

ショウタはこの時まだ18歳だが

立派な国王陛下

1人でノコノコと歩き回っていいはずない

まあそれはリョウタにも言えることだが

ショウタ

そっか……だよね

ショウタ

でも、それはそうだけど

ショウタ

俺からすればただのリョウタなんだよ

リョウタ

俺からしてもただのショウタだよ……って

リョウタ

ふふ、何言ってるの

一国の未来を背負う2人にとって

お互いに心を許し、気を遣うこともなく

笑い合えるこの時間は

かけがえのない幸せな時間だった

だからショウタはリョウタのことを

探していたのかもしれない

ショウタ

探しても見つからないんだもん

リョウタ

探してたの?

ショウタ

いや、別にっ?

リョウタ

まぁ、話そうよ

ショウタ

うん!

嬉しそうに返事をするとショウタは

リョウタの隣に少しスペースをあけて座る

リョウタ

まさか、なくなるなんてね

ショウタ

平和な証拠、いいことだよ

ショウタ

でも、リョウタに会えなくなっちゃうね

リョウタ

俺、手紙書くよ

ショウタ

ほんとに!?

ショウタ

じゃあ俺も書く!

リョウタ

ありがとう

リョウタ

今日も姫は?

ショウタ

……来てないよ

リョウタ

ずっと気になってたんだけどさ

ショウタ

うん

リョウタ

別に会議自体には

リョウタ

国王陛下だけの参加でもいいけど

リョウタ

どうして?

ショウタ

だってアベめっちゃ可愛いから!

リョウタ

アベって言うんだっけ

ショウタ

あっ

リョウタ

ショウタって過保護なとこあるよね

リョウタ

ほんとに弟が可愛くて仕方ないんだ

ショウタ

そんなじゃ……!

ショウタ

まぁ、変な輩に狙われたら

ショウタ

あれだし?

リョウタ

まぁそれは困るね

リョウタ

でも就任式の時に綺麗って騒がれて

リョウタ

噂がこっちまできてるから

リョウタ

結婚できるようになったら大変だろうね

ショウタ

絶対やばい

リョウタ

18歳だから、もう来年か

リョウタ

早いね……

ショウタ

そうだな

リョウタ

でも1回くらいならよかったんじゃない?

ショウタ

連れてなんかこない

ショウタ

身体弱いってことにしてるから

リョウタ

嘘はダメでしょ

ショウタ

う、嘘じゃない魔力そんなないし!

リョウタ

魔力ない=身体弱いわけじゃないでしょ

リョウタ

それにショウタが守ればいいじゃん

リョウタ

ショウタの魔力は世界一、でしょ?

ショウタ

ま、まぁね

ショウタ

いや、いいの!

ショウタ

リョウタはそんなにっ

ショウタ

アベが気になるの!?

リョウタ

まあ、あれだけ噂になってればね

ショウタ

絶対会わせない……

ショウタ

リョウタがアベを好きになったら……

リョウタ

え?

ショウタ

あ、いやだから……!

フッカ

おい国王陛下!

フッカ

何してやがる、んですか!?

絶妙なタイミングでフッカがやってくる

ショウタ

フッカ!

ショウタ

ないすたいみんぐ……

フッカ

ナイスタイミングじゃねーわ!

フッカ

何してんだよ!

ショウタ

何、怒ってんの……?

フッカ

終電あるだろうが!!

ショウタ

それはフッカが経費ケチるし

ショウタ

未だに無免許だからだろ!!

リョウタ

あ、すいません

リョウタ

俺が引き止めたから

フッカ

あ、いえいえこちらこそ

フッカ

ショウタがいつもお世話になってます

ショウタ

ちょっばか!やめろ!

リョウタ

そろそろこんな時間か

リョウタ

ヒカルが探してるかもな……

フッカ

ほら、挨拶して帰るぞ!

ショウタ

やだ!今日は!

ショウタ

乗り過ごしたフリして

ショウタ

2時まで一緒にいるって決めたの!

ショウタは真っ赤な顔でジタバタと

フッカに抵抗している

リョウタ

えっ

フッカ

バカ言うな!

フッカ

泊まる費用ねぇつったろ!ばか!

リョウタ

待って、さらっと今

リョウタ

え……?

ショウタ

やだぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁ

フッカはショウタを引っ張って連れ出す

リョウタ

……ショウタまたね?

ショウタ

……手紙、待ってるから!

リョウタ

うん

ショウタ

またね……!

フッカ

じゃ、失礼します

ショウタ

もう引っ張んなよ

フッカ

わぁったわぁったよ

2人は慌ただしくその場を後にした

リョウタ

……また、言えなかった

ヒカル

いたいた、リョウタ王子

駆け寄ってきたのはアベに林檎を渡した

イワモト・ヒカル

実は宮舘王国の護衛隊隊長で

リョウタにとっては頼れる友人であり

可愛い弟のような存在だ

リョウタ

あ、ヒカル

ヒカル

あ、ヒカルじゃないよ〜

ヒカル

いつもすぐどっかいくんだから!

リョウタ

でも、いつもすぐ見つけるよね

ヒカル

どうせショウタ様んとこだと思って

ヒカル

フッカ……

ヒカル

ショウタ様の使用人の後つけてきたんだ

ヒカル

いるだろうと思って

リョウタ

なるほどね

ヒカル

で、告白は?

リョウタ

できなかった……

ヒカル

また、どうしてそんな自信ないんだよ

リョウタ

ごめん

ヒカル

LINEくらいは聞けたよな?

リョウタ

LINEって何?

ヒカル

そうだった……機会オンチなんだった

ヒカルは思い出して頭を抱える

リョウタ

え、何?

ヒカル

電話番号は?

リョウタ

……王宮にかけよう

ヒカル

たいして用もないのに

ヒカル

かけたらダメだから言ってんだよ!

リョウタ

手紙書くもん、手紙

ヒカル

手紙!?

リョウタ

うん、返事書いてくれるって

ヒカル

……うん、みやちゃんが

ヒカル

それでいいならいいわ

ヒカル

じゃあ、リョウタ王子も帰りますよ?

リョウタ

うん、護衛よろしくね

ヒカル

もちろん、任せてください

そして2人もその場を去っていった

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