道枝くんと西畑、
何か似てるようで
全然違う
そりゃそうか、
って私何が言いたいんだろう
今度でいいか、
知れたらラッキーってことにしておこう
変に首突っ込んでも迷惑だと思うし、
それよりテスト勉強しなきゃ行けないし早く帰ろっと
机の中に確か教科書が、
あれ?
手に来る感触が本じゃなくて
高瀬はる
なんか書いてある
君のこと探してたんだよ? いつになったら気づいてくれるの? もう君は僕のもの これを読んだってことは気づいてくれたよね?♡ 長野からわざわざ大阪まで来たんだからちゃんと僕の愛受け止めてよね?
高瀬はる
その瞬間がたんと後ろから音がした、
高瀬はる
な、なんだ、黒板消しが落ちただけか、
高瀬はる
ただのイタズラだと思って安心した途端
私の意識は飛んでしまった
「やーっと会えたね 僕のはるちゃん」
その頃学校の体育館では
道枝駿佑
がちゃんと言う音と共に道枝が西畑の胸ぐらをつかみフェンスに押し付けた状態話していた
西畑大吾
道枝駿佑
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
道枝駿佑
道枝駿佑
西畑大吾
危ない雰囲気が漂う中 2人の携帯に同時に着信が来た
そのメールを読んだふたりは 青ざめた
道枝の胸ぐらを掴む手もスルスルと落ちていった
西畑大吾
道枝駿佑
ふたりは屋上から一気に階段を駆け抜け
ひたすら指定されたビルに向かって走っていった
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