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お母さんが買い物に出掛けて 帰って来なくなった翌日、 私は空腹に飢えていた。
無那
昨晩からお父さんも 家に帰っていない。
無那
私は必死に警察へ連絡したが 全く繋がらなかった。
無那
私は必死にSNSで 今の状況を検索した。
すると、ある画像がヒットした。
無那
燃える住宅街、破壊された車...
それはまるでこの世の終わり のような画像だった。
無那
そうだ、所詮はネットの画像だ。 デマに違いない。
無那
そんなデマに惑わされていると 再び私のお腹が鳴った。
何かを作ろうにも 冷蔵庫の中は空っぽだ。
無那
安直な考えだが、私が希望を 持つには充分だった。
そして私は着替えて お金を持って外に出た。
閑静な住宅街、 しかし何かがおかしい。
無那
目に飛び込んできたのは荒れ果てた 住宅街の様子だった。
壁はスプレーで落書きされ、 隣人宅には割れたガラスの破片が 散乱していた。
慌てて私の家の壁も確認すると 低レベルな悪口が書かれていた。
無那
私は汚れを落とそうと濡れた雑巾で 壁をゴシゴシと拭いたが 余計に範囲を広げてしまった。
無那
私は濡れた雑巾をバケツに 放り投げ、家を後にした。
スーパーに着くと 私は店内を駆け回った。
たが店内は人の気配すらなく、 私の希望はあっけなく砕け散った。
悲しみに暮れスーパーを出ると 誰かの肩にぶつかった。
無那
???
前を見ていなかった私は ぶつかった衝撃でドスンと 尻餅をついてしまった。
無那
???
するとその人は私に優しく 手を差し伸べてくれた。
無那
???
無那
???
???
無那
???
無那
???
無那
無那
???
無那
そんな不安を装いながら私は その人について行った。