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お風呂も入り終わって歯磨きもして、完全に寝ようとしているときだった
ピーンポーン
来客を知らせる音がなり、ビクッと肩が揺れる …こんな時間に来るのはあいつしかいない インターホンの画面も見ずに、玄関へと向かった
ガチャッ
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ガサッ、といつもより何故かでかいビニール袋を上にあげながらニコニコしているこの人はキヨくん、俺の恋人だ こんな時間に来るなんて久しぶりだなと少し嬉しさを感じながらもバレないように少し嫌味ったらしい返事をする …だって恥ずかしいじゃん…? まあ、何言っても絶対帰らないって分かってるから言えるんだけどね
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返事を聞くとキヨくんは俺をじーっと見つめながら寝室の扉を閉めた
そんなに年を押さなくたって俺べつに覗き見なんてしないんやけど 逆に言われたほうが気になるわ
そんな文句を頭のなかで並べ、机に置かれたキヨくんが買ってきたお菓子を食べながら寝室から出てくるのを待った
バンッ
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勢いよく開いた扉に目を向けると、そこには白いYシャツに黒いマントを羽織って黒いズボンを履いている…いわゆる吸血鬼の格好をしたキヨくんが少し気恥ずかしそうに笑って立っていた
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俺は机にあるお菓子を差し出した
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んー…と不貞腐れたように唸ったあと、俺に少し近づいて赤色のカラコンをしている目で俺を見つめる
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そう答えると、キヨくんの口角が分かりやすく上がった
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ドサッ
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チュッ
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そんなくさいセリフをはいた吸血鬼の格好をした彼は、めちゃくちゃにかっこよくて、見てるだけでこっちがどうにかなってしまいそうだった