「死ね」って言うなら殺してくれ。〚完結〛

いつも通り、教室に入った途端

クスクス笑う声が聞こえたり、

あからさまに冷やかす声が聞こえたり

そんな声や態度は無視をして

自分の席へと歩みを進めた。

ちょっとだけ期待してはいるけど

ロボロもどうせ、教室になんて来ないに決まってる。

なんて考えてたら

ここで下がってもつめてくるだけだ

なら大人しくついて行く以外

選択が残ってない。

鬱先生がそう言う声を無視して

自分の教室に戻った。

鬱先生とチビの隣にいた

フードの顔が見えない奴

なんか既視感あると思ったら

そういう事か、なるほど。

にしても、ここまで丁寧に説明してくれるんやな

以外だわー。

冷やかしだとしてもなんだとしても

少しだけ、話しかけて貰えたのが嬉しかった。

こんなクソ野郎でも一応クラスメイトだから。

うん。

他の高校では基本屋上は立ち入り禁止だろう。

俺の高校では何故か立ち入りが許可されている。

だからよく、サボるために屋上へ逃げている。

そこで稀に、1年生の奴と会う。

無愛想だが、面白くて話しやすい。

1年が入学してから

ショッピ君とここで出会ってから

ショッピ君と話すのが楽しみになってた。

1番素で話せる

大切な後輩。

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