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三十路の社畜が主人公とか幸せすぎて死にそう この二人が重要人物かなぁ 郁斗くんが亡くなってる説推してみる
アスファルトの熱が靴越しにじんわりと伝わってくる。
今年の夏も観測史上最高気温らしい。
涼雅ーリョウガー
思わず独り言が溢れる。
三十路手前ということもあり、段々暑さへの耐性が無くなっているような気がする。
時の流れを痛感しながら会社へと向かう。
高校を卒業したと同時に地元を出たため、ここでの生活ももう10年になる。
後輩
会社に着くと後輩が笑顔で出迎えてくれた。
隣のデスクに座り、他愛もない雑談を始める。
後輩
後輩
涼雅ーリョウガー
涼雅ーリョウガー
後輩
後輩
涼雅ーリョウガー
後輩
後輩
後輩
涼雅ーリョウガー
高校時代は放課後に友人と自転車を漕いで海へ遊びに行ったりしていた。
沈んでいく夕日を見ながら将来について語り合っていた頃が懐かしい。
だが、あの日を境に海へ遊びに行くことは無くなった。
後輩
涼雅ーリョウガー
後輩
後輩
涼雅ーリョウガー
後輩
適当に話をはぐらかし、仕事に取りかかる。
ふとスマホを確認すると、1件の通知が届いていた。
『今度こっちに帰ってこい』
差出人は高校の同級生。
名前は、確か……。
涼雅ーリョウガー
思い出した。
彼の名前は 剛田郁斗ーゴウダ イクトー。
高3の時のクラスメイトだ。
当時は仲良くしていたが、卒業以降は疎遠になってしまっていた。
涼雅ーリョウガー
涼雅ーリョウガー
一言だけ返信して、再びポケットにしまった。
仕事が一段落し、パソコンから目を離して伸びをする。
時計を見ると午後7時。
ちょうど定時だ。
涼雅ーリョウガー
軽く挨拶をし、足早に会社を出る。
一刻も早く家に帰りたかった。
蒸し暑い夜道を淡々と歩き、駅へ辿り着こうとしていた。
???
誰かに名前を呼ばれ、思わず足が止まった。
聞き覚えのある、とても懐かしい声。
恐る恐る振り返ると、1人の男が立っていた。
郁斗ーイクトー
涼雅ーリョウガー
驚いた。
10年ぶりに見た彼は、少し老けていたがあの頃の面影を残していた。
涼雅ーリョウガー
郁斗ーイクトー
涼雅ーリョウガー
郁斗ーイクトー
郁斗ーイクトー
郁斗ーイクトー
涼雅ーリョウガー
郁斗ーイクトー
郁斗ーイクトー
涼雅ーリョウガー
郁斗ーイクトー
涼雅ーリョウガー
郁斗ーイクトー
郁斗ーイクトー
郁斗はムスッとした表情をする。
だが、そんなこと俺には関係ない。
早く家に帰ろうと改札をくぐった。
郁斗ーイクトー
郁斗ーイクトー
郁斗ーイクトー
涼雅ーリョウガー
郁斗ーイクトー