なんだかんだ言ってここの生活も悪くはなかった
似ている事情の子もいるし
話しかけてくれる子だっているし
ご飯も美味しい
月日が流れ僕は15歳になった
僕の誕生日は8月6日
その日に新しい子が入ってきた
月野セナという子
月野セナは凄く可愛らしくてでも気が強くて
余計な馴れ合いはされるみたいな子
周りの子が遊びを誘っても断って一人で本をずっと読んでいる
ずっと一人でいた
多分月野セナとは関わらないだろうと思っていた
そんなある日僕はクッキー作っていた
みんなに配っていたところだ
その時にいきなり月野セナに話しかけられた
月野セナ
僕
月野セナ
月野セナ
僕
月野セナ
僕
僕
月野セナ
月野セナ
僕
月野セナ
その日から僕は月野セナと仲良くなった
ずっと一緒
ずっと二人で遊んでいた
だけどいきなりセナは居なくなった
先生に聞いたら里親が見つかったらしい
なんでいってくれなかったんだよ
そう思った
だけどセナは僕の誕生日に絶対に来てくれると言っていたらしい
僕は少し寂しいと感じた
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