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Adept
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上野文
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#ライトノベル
こはる
840
突然だが
僕の昔話をしよう
僕の名前は 二宮 光輝(にのみや こうき)
僕は元々
この世界の住民じゃない
いわゆる転生者だ
2008年2月16日生まれの日本人
特別な家の生まれだとか
特別な才能を持ってたとか
そんな事は一切ない
平凡な男の子だった
ただ一つ
"皆よりも身体が弱い"って点を除けば
病室の天井を眺めていた時間なら 誰よりも長かった自信がある
そんな僕には
3歳年上の兄がいた
兄
兄
コウキ
兄は
小学校の帰りに 僕のお見舞いへ来るのが日課だった
両親は共働きで
家に居ても暇らしい
学年が上がるにつれて頻度は減ったが
兄は変わらず見舞いに来てくれた
兄が中学生の頃だっただろうか
この頃から会話はだんだん減ってきて
兄は読書や勉強をして 時間を潰すことが多くなった
兄はまたあの本を読んでいる
タイトルが読めそうだ
コウキ
兄
兄
コウキ
コウキ
兄
兄
コウキ
コウキ
兄
兄
コウキ
コウキ
兄
コウキ
兄
兄
兄
コウキ
コウキ
兄
コウキ
コウキ
看護婦
次の日
兄は約束通り本を持ってきてくれた
この日を契機に 僕はライトノベルにハマった
異世界、転生、チート無双、ハーレム、成り上がり、追放、ダンジョン、おっさん、悪役令嬢……
いったい何冊読んだのだろうか
スマートフォンを 持つようになってからは
読む量やジャンルも さらに増えていった
ずっと病院で過ごしていた僕だったが
遂に
医者から退院の許可が降りた
身体が弱いのは変わらないし
通院生活ではあるのだが
それでも僕は嬉しかった
紙の本は、兄から貸してもらう事しか出来なかったから
本屋を巡って自分で探したい!
あ、今はオンラインショッピングもあるか!
夢が膨らむぜ!
2025年8月11日
僕は兄と一緒に後部座席に乗り 母の車で帰宅した
その道中
僕は車の窓を半開にして
外の景色を眺めていた
母
母
母
コウキ
僕は車のドアの持ち手部分に目を移す
これか……?
これを押したら窓が閉まるのか?
……
窓がさらに降りてしまった
母
母
あ、そっちか
僕は再びドアのスイッチに手を掛けた
その時
母
母
母
母
次の瞬間の意識は
僕には無かった
朧気に
運転席と車のドア部分の隙間から
凄い勢いで突進してきたものが見えた気がした
そのくらいしか記憶にない
気が付くと
僕は知らない空間に座り込んでいて
目の前には一人の若い男性と二人の幼女が立っていた
ここはどこだ……?
暖かい光に包まれるような不思議な空間
というか何も無い
とりあえず僕は立ち上がった
男性
男性
これはもしや……
男性
男性
男性
男性
コウキ
コウキ
男性
男性
コウキ
幼女
幼女
話が早い
ってことは……!
コウキ
神
神
順序……
そうだな、落ち着こう
神
神
え?
神の従者達
コウキ
コウキ
コウキ
神の従者
神の従者
神の従者
幼女がトラックを運転……?
え……
ナニソレ
どういう状況?
神
神
神の従者達
神の従者
神の従者
神の従者
神の従者
神の従者
そこじゃない
いや家族の安否も大事だけど!
なんで君らがトラック運転してたの?
そこが気になりすぎる
神
神
神
それよりもトラック運転までの経緯は?
神の従者
あ、説明してくれないんですね分かりました
神の従者
神の従者
グロい
想像させないでくれ幼女よ
神
神
神
コウキ
神
コウキ
【続く】
バガラジー
バガラジー
バガラジー
バガラジー
バガラジー
バガラジー
バガラジー
バガラジー
バガラジー
バガラジー
バガラジー
バガラジー
バガラジー
バガラジー
バガラジー
コメント
1件
うわ、これは転生ものの中でも「トラックを運転してたのがまさかの幼女だった」ってオープニング、めちゃくちゃ意表を突かれました(笑)。光輝くんの病弱で本好きな背景がきっちり描写されてるから、転生先でどうチートスキルを使って暴れるのか、すごく楽しみです。兄とのラノベ貸し借りのエピソードもほっこりしました。続きが気になります!