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勇斗
数ヶ月前。マネージャーから手渡された深夜BLドラマの企画書を、俺は楽屋のソファで食い入るように見つめていた。 表紙に書かれた役柄を見て、心臓が跳ね上がるのを必死に隠す。 『強引な幼馴染み(攻め):佐野勇斗』『ツンデレ大学生(受け):吉田仁人』。 (神様、仏様、マネージャー様……!!!) 心の中で全力で五体投地した。 ファンの間では「さのじんがさのじんしてる」って言われてるけど、ぶっちゃけ俺の距離感がバグってるのは、全部ただの「本音」だ。仁人が可愛いからくっつきたいし、ツンツンしながらも最終的に受け入れてくれるのが嬉しくて、いつも確信犯でゼロ距離をキープしている。 でも、最近の仁人はファンの目を気にしすぎて、楽屋でもちょっと警戒モード。 俺は密かに「もっと合法的に、大手を振って仁人とイチャイチャできる大義名分はないか」と血眼になっていたのだ。 そこへ舞い降りた、このドラマのオファー。 隣で仁人は「絶対に無理!!!」と顔を真っ赤にして絶叫している。ここで俺までふざけて引き下がったら、この奇跡のチャンスが消えてしまう。
勇斗
俺はわざと、大真面目な『仕事の顔』を作って、M!LKの知名度アップだのグループのためだの、もっともらしいビジネスの理由をスラスラと並べ立てた。太智や柔太朗、舜太がノリノリで乗っかってくれたのはナイスアシストすぎる。 (よし、外堀は埋めた……!) 仁人の腰に手を回し、耳元で囁く。
勇斗
真っ赤になってパニックになる仁人を見て、俺の独占欲は静かに、だけど確実に限界突破していた。 仕事? ビジネス? そんなわけないじゃん。俺がこのチャンスをどれだけ待ってたか。 カメラの前でも、カメラの裏でも、俺はお前を誰にも渡さないからね、仁人。
🎀もちたん🎀
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🎀もちたん🎀
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コメント
1件
わあ、これはまた面白いサイド話でしたね!勇斗の視点で読むと、本編では見えなかった彼の計算高さと仁人への執着がよく分かって、逆に仁人の警戒心にも納得がいきます(笑)。「合法でゼロ距離をキープするための大義名分」って発想がもう勇斗らしすぎて笑ったし、外堀を埋めるために仲間を巻き込む手際の良さも憎いですね。カメラの前でも後でも離さないという独占欲の強さに、これからの展開がますます気になりました!