太宰治
杏堂〇〇
太宰治
杏堂〇〇
とある部屋で私と太宰は宴の準備をしていた。 そこは倒産して所有者が不在となった造船所の応接室。
部屋の壁は飾り布や風船で彩られ、 中心にある長机には西洋菓子や葡萄酒など食事が並んでいる。
其れもこれも全部太宰が私にやらせたものだ。
太宰治
太宰治
太宰治
杏堂〇〇
杏堂〇〇
蘭堂
蘭堂
太宰治
太宰治
太宰治
蘭堂
太宰治
杏堂〇〇
太宰の言葉に沈黙が流れる。 頭が理解するのに数秒かかって、ようやっと私の口から一音零れ出た。
太宰治
太宰治
蘭堂
太宰治
蘭堂
太宰治
太宰治
「遠くに眺めるあの海だけが、 月明かりを讃えて静かに凪いでいたのを妙に憶えている」
あの時、蘭堂さんが云った言葉が頭の中に反芻される。 ……成程ね。
蘭堂
蘭堂
太宰治
蘭堂
太宰治
太宰治
蘭堂
太宰治
太宰治
杏堂〇〇
太宰治
太宰治
太宰治
太宰治
太宰治
蘭堂
蘭堂
其の言葉で蘭堂さんが犯人だと確信した。 すると、遠くから聞き覚えのある叫び声が聞こえてくる。
太宰治
中原中也
太宰が溜息を吐いたのとほぼ同時に、 硝子が割れて中也が飛び込んできた。
蘭堂さんに衝突し、一階まで吹っ飛ばされた。
コメント
2件
今日も神作☆ 過去編もいいよね!続き待ってます!