テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
1件
? 普通にうまいが??
最初は違和感だった
俺がスマホを見た時、 通知は特に変わらなかった
未読、未返信。 それにはもう、慣れていた
でも、違った 胸の奥が、理由もなくざわついた
あっきぃのトーク画面を開こうとして、 スマホのLINEをスクロールする
ぷりっつ
何回も何回も上下に動かす
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
消されてはない ブロックもされてない
"切られた"じゃない "しまわれた"
でもそれが、逆にきつかった
関わらないために 助けを求めないために
視界から外された
ぷりっつ
名前を呼んでも、 当然、返事はない
俺はベットにダイブした
これまでの静けさとは 質が違う
怒りでも拗ねでもない
感情が片付けられた感じ
家に行った日を思い返す
ドアの前で言われた言葉
あっきぃ
あれは、時間稼ぎじゃなかった
決断の前触れだった
教室に着くなり、俺は あっきぃの席を見る
何日も空いているのに、 もう「不在」扱いされている
プリントは回されない 出席でも名前が呼ばれない
世界が普通に進んでいる
その中で、あっきぃだけが 最初からいなかった人みたいになっている
俺はそれに、 耐えられなかった
ぷりっつ
あっきぃは
うるさくて 面倒で 嫌われても前に出る人で
こんなふうに 静かに消えるタイプじゃない
だからこそ、 何かを捨てた
それが分かってしまった
帰り道
気づいたら、 あっきぃの家の方向に足が向いていた
でも、途中で止まった
ぷりっつ
会えないからじゃない 拒絶されるからでもない
もう一段 深く沈んでいる
下手に触れたら、 完全に閉じる
それが、 肌で分かった
俺は待つって決めた でもーー
待ち続けていい段階 じゃなくなってる
あっきぃは、 「誰かに必要とされる自分」 を捨てた
それに気づけたのは、 多分、俺だけだ
ぷりっつ
心の中で呟くと同時に、 こんな考えも浮かんだ
もう、間に合わないところまで 行ってるんじゃないか
この不安が、俺の中で はっきり形を持ち始めていた
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主