雪
今日は雪が降るかしら

憂里
ダジャレ?

雪
違う!

雪
憂里とあってもう1年だって思っただけ。それと口を慎みなさい。私は主人よ!

憂里
失礼致しました( ̄ ̄ ̄ー ̄ ̄ ̄)ニヤリ

雪
大丈夫ですか?

憂里
あ、はいすいません…

憂里
あの君名前は?

雪
セ、セツ…

憂里
?

雪
雪ってかいてせつよ!

憂里
…俺は憂里

雪
?男よね?ゆうりじゃなくてゆりって言うの?

憂里
悪いな変な名前で

雪
別に。私も変っちゃ変だから

憂里
とりあえずここはなんだから、バッティングセンターでもどう?

雪
なんで私が

雪
まあいいわ

憂里
(?言葉遣いが独特だな…てか、雪って…???)

その後バッティングセンターはやっぱり遠いということで、近くの喫茶店に入ったの。
その時は憂里になんて興味なかったから、彼の話も流し流しに聞いてたわ。…今思うと惜しいことをした。
雪
ねえ、あなた帰るとこないの?

憂里
あるけど( `-´ )

雪
じゃあ一緒に帰りましょう

憂里
やだよ

雪
なぜなの?

憂里
実は俺

憂里
執事の家計で…今日からお仕えしなくちゃならないけど、嫌で逃げてきた

雪
やっぱりそうなのね

憂里
へ?

雪
うちに来る新人が、逃げ出したってお父様が喚いてたから、どこか近くにいないか探してたのよ。

憂里
なんで俺だとわかった?

雪
その…(赤面)

雪
そそそそその

憂里
何?早く教えて

雪
私の好みの美形だと聞いたから…一瞬で…

憂里
(照れてる!)

雪
(顔が火照って…)

雪
とにかくうちに来なさい
じゃないと夕食もとってないんでしょ

憂里
くくっ。分かったよ

憂里
行くから、

憂里
仰せの通りに、ご主人様。
コーヒーがスカートに垂れていますよ。

雪
っっ///

雪
自分でするわ…

最初はほんとに仕事が出来るのかと思ったけど、彼はとても気が利いて今までで1番落ち着く執事だった。オマケに、私の学校に転校してきてクラスメートになったから、なんというか…その…私から惚れてしまったわ。今でもね。
雪
あなたが来てくれてよかった…

憂里
どうしたんです?珍しい。

憂里
愛してますよ。

雪
!!!

憂里
ほら、あなたも。

憂里
逃げるのはずるいですよ。

雪
愛してます…

雪
何言わせてるの!

雪
…照れるじゃない。

憂里
(くくっ。飽きないなあ)

憂里
ケーキ一緒に買いに行きましょう!今日はクリスマスです!

憂里
あ!!!

雪
?

雪
あ!

憂里
ホワイトクリスマスですね(*ˊᵕˋ*)

雪
あなたが来てから、ここが温かいわ(胸を軽く叩く)

憂里
っっ///

憂里
もう…!!

憂里
離しませんよ!

雪
そっちこそ離れたら承知しないわ。
