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瑠音(ルビー)

ここが今日のイベントの場所?
気味悪い……

鬱蒼とした森の中で、遠くからうなり声のような音が聞こえる。

云々

高難易度のイベントですから、気を付けないと……

デストロイ

まあ、臆することはないでしょう!相手モンスターの弱点属性である炎の装備を皆さんしてますからね!

GOGO

ていうか、早くしないと他のギルドに先を越されるんじゃ?

デストロイ

あっちからうなり声が!皆さん、着いてきて!

瑠音(ルビー)

こわーい!
ちゃんと守ってよ?

デストロイ

お任せを!
いざとなればこのデストロイ、ルビー氏の盾となりますので!

瑠音(ルビー)

デストロイはやっぱり頼れる男だね!

デストロイ

ムフフッ……!

瑠音(ルビー)

(ちっ、こうでも言っておかないと、こいつケチで弱虫野郎だからな……)

このゲーム内では、それぞれアバターの姿で行動する。どんな醜い容姿でも、このゲームでは関係ない。唯一反映されるのが声である。 瑠音がこれだけ独裁者のような態度でいても反発されないのは、瑠音の声が魅力的であるという証拠でもあった。

GOGO

あっ!見えた!

云々

かなりデカいですよ!

巨大モンスター

グルォオォオオオオ!!

モンスターの周りには既に数名のプレイヤーがいた。 モンスターに与えた総ダメージやとどめを刺したプレイヤーを加味して、各ギルド、各プレイヤーに報酬が配分される。

デストロイ

で、デカい……

瑠音(ルビー)

何怖じ気づいてんの!
さっさと攻撃してよ!

デストロイ

はっ、はい!
爆炎スラッシュ!

GOGO

風を燃やす弓矢!

云々

メガ熱球!

各々が武器を用い、モンスターに攻撃する。三人とも廃課金者なだけあり、瞬く間にダメージを与え、モンスターを瀕死の状態にする。

巨大モンスター

グガッ……ガッ……

GOGO

ルビーさん!とどめ刺せそうですか?

瑠音(ルビー)

ちょ、ちょっと待ってよ!久しぶりに銃武器使うから操作慣れてないんだって!

云々

(マズいな……このままだと他の人がとどめを刺してしまう。時間稼ぎするか)

云々

炎の障壁!
(これで他のプレイヤーはモンスターに攻撃出来ないぞ)

プレイヤーA

おい!何やってんだ!モンスターにバリア張ったら攻撃出来ないだろうが!

デストロイ

うるさい!とどめはうちが刺すんだ!ショボい奴らは黙ってな!

プレイヤーA

んだとぉ!?

瑠音(ルビー)

い、いける!!攻撃できるよ!

云々

了解です!321の合図で打ってくださいね!

云々

3、2、1

モンスターの周りに張られたバリアが消える

瑠音(ルビー)

爆燃焼弾!!

ドカアアアアンと大爆発が起きる

巨大モンスター

ガッ……ガハッ

瑠音(ルビー)

やったー!
倒したー!

デストロイ

流石はルビー氏!

GOGO

すごいです!

云々

おめでとうございます!

瑠音(ルビー)

これくらい当然だけどね!

瑠音(ルビー)

まああんたたちもそれなりに頑張ったし、ご褒美あげちゃおっかな~

デストロイ

お待ちかねの!?

瑠音(ルビー)

はーいこっち寄って

瑠音(ルビー)

ぎゅーっ

デストロイ

ウハッ!

GOGO

ふふ……

云々

///

瑠音(ルビー)

(アバターだからこれくらいやれるけど、リアルだったらガチ無理だなー)

瑠音(ルビー)

(声からしてキモいもんねw)

瑠音(ルビー)

(にしてもたまーにこれするだけで奴隷みたいに出来るとかチョロすぎw)

瑠音(ルビー)

(さてと、とどめも私が刺せたし、今シーズンも1位は安泰ね。てか、死んでもこの座は明け渡さないから……)

そう思う瑠音の目の奥はギラギラとしていた。

ゲームカーストの姫

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