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2件
最高すぎます!
じゃぱぱ
じゃぱぱ
息を切らしながら辺りを見回した
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
思い出に浸る、この時間は幸せだけど辛い
乾燥した唇をちぎるほどに噛み締めた 泣きたくなかった…
じゃぱぱ
じゃぱぱ
泣きそうな心を隠すように心の中で必死に話を逸らした
じゃぱぱ
ドンッ
じゃぱぱ
バタンッ
ガチャ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
少し広いロッカーの中は寒くて冷たい、
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
頭で発した言葉で思い出したのは仲間のことだった
ロッカーに響く泣き声は、朝のチャイムに掻き消され、誰にも届くことは無かった
じゃぱぱ
もうホームルームも終わっただろうか、足が冷やされひりひりする
零れ落ちる涙に温められて、手が痛くなることはなかった
誰かいる?
突然の言葉に驚き目を見開いた
聞いたことのある声、
じゃぱぱ
チャイムの音で気ずけなかったのだろうか、誰かが声を掛けた
じゃぱぱ
つい呼び止めてしまった、彼は助けてくれるだろうか、そんな不安が膨らんだ
じゃぱぱ
ガチャ
バタッ
シヴァ
いきなり空いた扉につられて前に倒れてしまった
じゃぱぱ
シヴァ
恥ずかしい空気の中、彼は顔を顰めた
シヴァ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
シヴァ
シヴァ
じゃぱぱ
質問に答えることが出来ない、座り込んだ俺の顔は今彼にどう見えているだろうか
シヴァ
シヴァ
シヴァ
じゃぱぱ
シヴァ
シヴァ
そう、メンバー全員がシェアハウスをしている訳では無い、もちろんシェアハウスにいなければ動画のことを知っているはずもない
じゃぱぱ
優しい言葉に涙を流してしまった、どれだけ唇をかみしめても止まらない
シヴァ
涙とともに言葉を吐き出す、何があったのか、彼は真剣に聞いてくれた
シヴァ
じゃぱぱ
シヴァ
シヴァ
じゃぱぱ
シヴァ
じゃぱぱ
シヴァ
シヴァ
じゃぱぱ
シヴァ
じゃぱぱ
味方がいることへの安心と、負けた気分に襲われた、
じゃぱぱ
じゃぱぱ
第3話 俺のせいじゃんか
たっつん
たっつん
たっつん
ゆあん
たっつん
ゆあん
いつもやる気が出る体育もやる気が出ない、なんでかは何となく分かる
いつも隣で笑う彼の存在がないからだ、
ゆあん
ゆあん
たっつん
そこには誰かと歩く彼と、隣を歩くあいつがいた
ゆあん
歯を強く噛み締めた、今隣にいるのが俺じゃないことが悔しかった、でもそれも俺のせい
味方になる勇気がない俺が憎たらしい、何に対してもやる気が出ない
彼を呼び止めようとした心も悔しみで消えてしまった
ゆあん
たっつん
隣で聴こえる大きな声に俺も、彼も、あいつも驚き目を見開いた
なんて勇気があるやつなんだろう…そう感じた
思いを寄せている人に1度否定されるとどうも勇気が出ない
彼は泣きそうな顔で走っていってしまった、あいつはこちらに振り返りもせず彼を追いかける
俺も行きたい今すぐ追いかけたい、でも出来ない
ゆあん
たっつん
じゃぱぱ
シヴァ
サヨナラを告げたはずの俺は玄関の前で立ち止まった
扉を開けるのが何故か怖かった
あの日、帰った途端変わってしまった日常、、身体が扉を拒否する、開けたくない入りたくない
手が震えている
じゃぱぱ
たった一日しか経っていないのに 涙が染みるほどに心に傷があった
シヴァ
じゃぱぱ
震えた手を掴んで名前を呼んだ彼はこちらをじっと見つめて口を開いた
シヴァ
なにか察しているような、そんな言い方だった
じゃぱぱ
迷惑は掛けたくない、でも怖くてたまらない
どうすればいいか分からずただただ目を逸らすしたなかった
シヴァ
うり
うり
じゃぱぱ
うり
うり
シヴァ
シヴァ
うり
明るく話しかけるうりに、少し救われた気がした
うり
じゃぱぱ
ぎこちない返事にうりは心配そうな顔を見せた
そんな顔に対して このメンツ珍しいな、と場違いなことを考える自分がいた
うり
焦った顔をしてこちらを見つめるうり、
どうやら泣いていたらしい
座り込んだ俺の隣でシヴァさんが話す声が聞こえる
泣き虫な自分が嫌になった、迷惑をかけたくない、
なんて必死に涙を流していたら
いつの間にか話は終わっていた うりは俺の目の前でしゃがみ込むと、冷たい手を握って歩き出した
優しく声を掛ける2人に対して
じゃぱぱ
カサカサな声で不格好に言い続けた
不幸を口にする俺の事を抱きしめた身体は大きくて暖かくて更に涙が込み上げた
それは色が変わるかのように感情の違う涙で、悲しいとはまた別のもの
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
うり
シヴァ
じゃぱぱ
2人の優しさにまた涙が出そうになったが うっと惜しいと体に拒否された 唇がそろそろ切れそうな気がした
うり
シヴァ
じゃぱぱ
うりの言葉に2人で声を上げる
シヴァ
うり
シヴァ
じゃぱぱ
何も分からない俺を差し置いてシヴァさんは何かを察したように喋り出す
シヴァ
うり
シヴァ
言い争っているような2人を見つめるしか無かった、でも少しいつもみたいに戻れた気がしてそれがただうれしかった
部屋に響く話し声と食器の音、なんだか懐かしい気もした
じゃぱぱ
シヴァ
じゃぱぱ
喋りかけたシヴァさんに食べ物を詰め込んだ顔を向け頭を傾げた
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
じゃぱぱ
シヴァ
"みんなも大変"だと思うから
じゃぱぱ
シヴァさんの言葉にスプーンを手から離してしまった、、一気に頭が冷えていく
うり
シヴァ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
冷や汗をかいて、もはやどこを見ているのかさえ分からずに淡々と嘘を口にした
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
全部俺が悪いんじゃん
耳にくっつく海の音
鼻につくしょっぱい匂い
シヴァ
シヴァ
シヴァ
光る海を見て、ふと昔のことを思い出した
シヴァ
シヴァ
独り言を遮るように目の前に現れたのは、じゃぱぱだった
シヴァ
声に反応して後ろを振り返ったじゃぱぱは笑っているけど笑っていないような、嘘にまみれた笑顔で喋り出した
じゃぱぱ
じゃぱぱ
シヴァ
なんとも言えないじゃぱぱの表情に焦りを覚えた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
シヴァ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
シヴァ
声を出そうとした、チャックが閉まったかのように声が出ない
走っても走ってもたどり着かないじゃぱぱの笑顔
近いのに遠くてどれだけ進んでも届かない
海へ歩いていく君
止めたいのに止められない
走って走って疲れきったらいつの間にか君は姿を消していた
きっと君がいたであろう砂浜に残されていたのは踏まれて萎んだただの花
シヴァ
気づけばそこは家だった
シヴァ
安心して隣を見る
シヴァ
そこにいるのはひとつ空いた間の先にいるうりただ1人
シヴァ
シヴァ
うり
シヴァ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
酔っ払っているのだろうか、ヨレヨレとこちらに歩いてくる
じゃぱぱ
向こうは3人、なにかされても抵抗出来る気がしない
弱気の自分に従い少し早歩きで歩き出した
じゃぱぱ
逃げようとしたことに不満を持ったのか、男は俺を路地裏に強く押し込めた
力に勝てず尻もちをついた俺の逃げ場はなく、暗くて狭い道に閉じ込められた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
男は何も言わない俺の頬に殴りかかった
そう、まだ俺は学生、こんな所にいるのが悪い
今にも泣き出しそうな心を押さえ付けて男を睨んだ
何をやっているんだろう、謝ってさっさと帰ればいいのに
でも、なんだかこれ以上負けたくなかった、負けたくない気持ちが怖いを超えて飛び出してしまった
俺の睨みに男はすぐに反応した 男は手に持っていた既に開けられた瓶を俺に近づけた
じゃぱぱ
2人に押さえつけられた俺は、抵抗する間もなく、ただただ後悔するだけ
じゃぱぱ
瓶の先を口に入れられ無理やりお酒を飲まされる もはや味も分からない
泣いても泣いても誰も気づかない、息もできず声も出せない
声に出して笑う男2人、感情だけで叫ぶ男1人
じゃぱぱ
助けて、助けて、そう言いたいのに声が出ない
やめて! 大人舐めてんじゃねぇよ!
どぬく
どぬく
目の前にいたのは、男3人と、押さえつけられているじゃっぴだった
どぬく
助けられるかも分からないけれど 咄嗟に身体が動いていた
冷たい手を引っ張って、とにかく必死に遠くまで走った
真っ赤に光る踏切、 立ち上がれないのか、座り込むじゃっぴ
どぬく
じゃぱぱ
どぬく
じゃぱぱ
じゃぱぱ
泣きながら必死に声を出す
気持ち悪くて吐き気が止まらない
じゃぱぱ
未成年がお酒を飲んでは行けない理由がわかった気がする、
じゃぱぱ
呑気なことを考えているうちに、視界は黒で塗り潰された
シヴァ
うり
最後に聞こえたのは、2人の名前を呼ぶ声だった
続き ♡2000