テラーノベル
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オロチ
ケータ
オロチ
ケータは、昼にあったことを オロチに話した。
オロチ
わすれん帽に取り憑かれて忘れるのとは また違う。
友だちである妖怪の存在を忘れて
出会ってから今までの思い出さえも忘れて
──終いには見えなくなってしまったら。
ケータ
堪えていた涙が、静かに落ちる。
オロチ
オロチは、震えるケータの手を優しく そして強く握りしめた
オロチ
コメント
2件
コメントありがとうございます! 正直妖怪と人間ですので、いつどうなってしまうかはわからないですよね😭
第4話読みました。「忘れることが怖い」って核心を言葉にしてくれたオロチの優しさにじんときました。震える手を握って「隣にいる」って言える関係、尊すぎます。妖怪と人間のあいだにある「見える/見えない」の境界線が設定として面白くて、この世界観の成り立ちももっと知りたくなりました。オロチの落ち着いた声が聞こえてくるような温かいエピソードでした。