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高校三年生
最後の体育祭
僕は失恋した。
1年の時からずっと 好きな人がいた。
同じ部活で 誰にでも優しい人だった。
怪我をして 選手として活躍できなくても…
マネージャーとして 僕らを支えてくれた。
県大会敗退後、部活は引退。
クラスの違う僕らは会うことも 話すことも無くなった。
大学進学へと周りは 必死で勉強する中、
僕はずっと彼の事ばかり、 考えていた。
噂で聞いた話によると、 彼は教師になるために 大学へと進学するらしい。
僕の進路は未だに決まっていない。
母親
母親
翔真
世間ばかり気にする母親の 何度も聞いた言葉に嫌気がさす。
自分の将来像が全く分からない。
クラスのみんなが進路を決めるなか、僕だけが何も動いていない。
時が止まったみたいに…
そんな真っ最中にあった体育祭
僕は彼とまた再会する。