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天才(仮)
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#もか
もか@リムるな🫶小説コン開催
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第一話
いつも通りの朝
のあ
ゆあん
扉の向こうから聞こえる声にせかされながら、俺は慌てて靴を履いた
玄関に置いてあった鞄をつかみ、そのまま扉を開ける
のあ
開口一番、俺の幼馴染_のあさんは、頬を膨らませた
ゆあん
のあ
ゆあん
のあ
ゆあん
のあ
のあさんは呆れたように溜息をつく
俺は苦笑しながら空を見上げた
青い。
雲一つない、きれいな空
__あの日とは、全然違う
赤く染まった空も、
黒い月も、
崩れた塔も、
ここにはない。
ゆあん
のあ
ゆあん
ゆあん
俺は笑った
そして、のあさんと並んで歩きだす
今度こそ。
今度こそ、何も失わない
「おーい!」
少し先から、声が聞こえてきた
振り返ると、二人はこちらに歩いてくる
ひろ
ひろは開口一番そういった
うり
隣にいたうりが反論する
ひろ
うり
ひろ
二人の言い合いを見て、のあさんは笑う
のあ
ひろ
うり
のあ
のあさんは二人の間に入る
その光景を見ながら、俺は小さく笑った
いつも通り
何も変わっていない
__本当に、なにも
前の世界でも、三人はこんな風に笑っていた
くだらないことで喧嘩して
一緒に歩いて
何でもないことで笑って
そして、あの日__
全部なくなった。
ひろ
ひろくんがのぞき込んできた
ひろ
ゆあん
ひろ
ゆあん
うり
適当に答える。
ひろくんは少しだけ俺を見つめた後、何も言わずに歩き出した
助かった。
今の俺には、普通にふるまうことしかできない
前回とは違う、
今度は絶対に失敗しない。
学校へ向かう途中
四人はいつもの道を歩いていた
左側には古い時計塔
右側には小さな噴水
その先にある大通りを抜ければ学校だ
のあ
のあさんが口を開く
のあ
ひろ
ひろくんが答える
うり
ひろ
うり
ひろ
その言葉を聞いた瞬間、
俺の足は止まった
ゆあん
三人が振り返る
ひろ
ひろくんがうなずく
ひろ
のあ
ひろ
心臓が、嫌な音を立てた
前の世界でも、
ひろくんは星環について調べていた
そして___
それが、あの日の始まりだった
ゆあん
気付けば、俺は口にしていた
ひろ
ひろくんは首をかしげる
ゆあん
うり
ゆあん
言葉が詰まる
言えるわけがない
ひろくんが星環を調べたせいで
ひろくんが星環を動かしたせいで
世界が壊れたなんて
ゆあん
結局、それしか言えなかった
ひろくんはじっと俺を見つめる
ひろ
ひろ
ひろくんはそう言って、また歩き出した
その背中を見ながら、俺はこぶしを握る
やっぱり。
今回も始まっている。
前回と同じように
少しずつ。
何かが動き始めている
放課後、
四人は図書館に来た
正確には、ひろくんに三人がついてきた
ひろ
ひろくんは、一冊の古い本を机の上に置いた
表紙には、見たことのない文字が並んでいた
のあ
ひろ
本を開く。
ページには、巨大な円形の魔法陣が描かれていた
その中心に浮かぶ、一つの光
星環。
前回見たものとおなじだった
ゆあん
俺は思わず息をのむ
うり
うりがこちらを向く
ゆあん
うり
ゆあん
うり
うりがじっと見つめてくる
俺は、視線をそらした
そのとき。
ひろ
ひろくんがページをめくる
そこには古代文字がかかれていた
のあ
のあさんが尋ねる
ひろ
ひろくんが文字を読み始めた瞬間、
俺の視界が、一瞬だけ白くなった
赤い空
崩れる塔
伸ばされた手
ゆあん
椅子が大きな音を立てた
のあ
のあさんが驚いて立ち上がる
うり
ゆあん
息が苦しい
忘れたと思っていた
でも、憶えている
あの日の事を、
全部。
ゆあん
俺はつぶやく
ひろ
ゆあん
思わず声を荒げる
三人が黙った
しまった、
ゆあん
俺はうつむきながら言った
ゆあん
のあ
のあさんが心配そうに言う
ゆあん
四人は図書館を出た
夕暮れの街を歩く。
俺は一人、後ろを振り返った
図書館の窓
その向こうにある、古い本。
そして、その表紙
そこに描かれていた星環が
ほんの一瞬だけ
赤く光った
ゆあん
瞬きをする。
もう、なにも起きていない
ただ夕焼けが、本を明るく照らしているだけ
そう思った。
____この時の俺は。
それが、
前回にはなかった出来事だということに、気付いていなかった
コメント
3件
書き方えもすぎる…😳 続きめっちゃ楽しみ🙌
まるでループものの導入みたいでドキドキした…!最初の「今度こそ何も失わない」って決意がもう切ないのに、星環の話が出た途端にゆあんくんがピリつくの、読んでてこっちまで息詰まるよ…。ひろくんが何気なく調べ始めたことが、前回の悲劇をなぞってる感じがして怖い。しかもラストの星環が一瞬赤く光るの、予想外すぎてマジで鳥肌立った😭💦 このままだとまた同じ結末に向かうのか、それとも何か変わるのか…続きが気になりすぎるよ!!