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天才(仮)
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#もか
もか@リムるな🫶小説コン開催
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第二話
違うはずの未来
俺は、いつもより少し早く目を覚ました
ゆあん
目を開けた瞬間、昨日見た光景が頭に浮かぶ
図書館。
古い本。
そして___赤く光った星環。
あれは、なんだったのだろう
前の世界では、あんなことは起きなかった
少なくとも、俺の記憶にはない
ゆあん
そう呟いて、ベッドから起き上がる
前の世界と違うとこなんて、いくらでもある
だって今回は、まだ十月四日だ
あの日まで三か月もあるのだから
そう思いながら、カーテンを開けた
その瞬間。
窓の外に一人の少年が立っているのが見えた
ゆあん
見覚えがない
黒っぽい服。
肩に小さなかばんをかけている
そして、こちらを見上げている
目が合った。
少年は、少し驚いたような顔をして、
笑った
ゆあん
俺の背筋に、嫌な感覚が走った
知らない人。
なのに、
なぜか
知っている気がする
のあ
聞きなれた声がして、俺は我に返った
ゆあん
玄関を開けると、そこにはのあさんが立っていた
のあ
ゆあん
のあ
ゆあん
俺は笑いながら外に出る
そして、ふと道の先を見る
さっきの少年はいない。
ゆあん
のあ
ゆあん
二人で歩き出す
いつもの道。
いつもの時間。
いつもの朝。
___なのに
俺は妙な胸騒ぎを覚えていた
ひろ
学校につくと、ひろくんがすでに席に座っていた
ゆあん
のあ
俺たちが挨拶をする
ゆあん
ひろ
ひろくんが本を読みながら答える
のあ
ゆあん
ひろ
ゆあん
俺は、何も言い返せなかった
そのとき、教室の扉が開いた
うり
うりが入ってくる
ゆあん
うり
のあ
のあさんが笑う。
いつも通りのうり。
いつも通りの三人。
俺も笑った
___けれど、
うりが席に座った瞬間、
教室の窓の外に、今朝の少年が見えた
俺は思わず立ち上がった
ひろ
ひろくんが不思議そうに首をかしげる
ゆあん
俺は教室を飛び出した。
廊下を走る。
階段を駆け下りる。
校門までくる。
でも、
ゆあん
息を整えながら、辺りを見回す
夢だったのか
そう思ったとき
?
後ろから声がした
そこにいたのは、今朝いた少年だった
ゆあん
?
少年は、少し考えるように首を傾げた
うり ?
ゆあん
俺の心臓が跳ねた
ゆあん
うり ?
目の前の少年は、確かにそう名乗った
でも、
おかしい
今、教室にいるうりと同じ名前
同じくらいの年齢
そして、
顔までどこか似ている
ゆあん
うり ?
少年は笑う
うり ?
ゆあん
うり ?
その言葉を聞いた瞬間、
俺の頭の中で何かが引っ掛かった
前の世界。
あの日。
最後まで残っていたのは__
ゆあん
ありえない
そんなはずはない
前の世界に、この少年はいなかった
少なくとも、
こんな形では。
うり ?
ゆあん
即答した
うり ?
少年は、少し寂しそうに笑った
うり ?
ゆあん
うり ?
少年は、踵を返す
ゆあん
俺は、少年の腕をつかもうとした
しかし、
少年はもうそこにはいなかった
ゆあん
辺りを見回す。
誰もいない。
まるで最初から、
そこには何もいなかったかのように
のあ
遠くから、のあさんの声が聞こえてきた
のあ
ゆあん
のあ
ゆあん
のあ
答えられない。
俺はもう一度だけ振り返る
誰もいない校門
ただ風が吹いている
ゆあん
のあ
のあさんは首をかしげる
その後ろから、ひろくんとうりも歩いてくる
うり
ゆあん
___おかしい。
確かに、何かがおかしい
前回の世界では、
この日に、
こんな少年には会わなかった
そして_
昨日、星環が赤く光ったことも
今日、謎の旅人が現れたことも
全部、前回にはなかった
ゆあん
俺は小さくつぶやく。
ゆあん
その日の夜、
誰もいない森の中
うり。
そう名乗った少年
彼は足を止める
木々の隙間から遠くの街を見つめる
うり ?
小さく、つぶやく
うり ?
その手には、一枚の古びた紙
そこには、四人の名前が書かれている
__ゆあん
__のあ
__ひろ
__うり
少年は、その中から
ゆあん
という名前を指でなぞった
うり ?
そして、静かに笑う
うり ?
空を見上げる。
そこにはまだ、
何の変化もない夜空が広がっている。
けれど、ほんの一瞬。
星が一つだけ、
赤く光った。
少年はそれを見て小さくつぶやいた
‘あの日まであと八十一日‘
コメント
3件
もう天才過ぎます💘 続き楽しみに待ってます!!
うわ、これめっちゃ気になる展開…!「前の世界」と違う未来って時点で既に熱いんだけど、同じ名前の「うり」が二人いる?しかも片方は旅人って…。最後の“あと81日”ってカウントダウンも不穏すぎる。日常の空気感と不気味な謎のバランスが絶妙で、続きがマジで気になるわ🔥