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私の恋人は仕事だった。前編

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私の恋人は仕事だった。前編

1 - 私の恋人は仕事だった。前編

2019年05月20日

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梶山 空

先輩!すみません。

梶山 空

これ…

私は恐る恐る見る。

神崎 海

はぁ…

神崎 海

どうゆうこと?

神崎 海

きちんと
手配しといてって
言ったはずですよね?

梶山 空

ホントにすみません。

炎道寺 夜斗

まぁまぁ。

神崎 海

炎道寺さん。
あなたには
関係ないことです。

炎道寺 夜斗

いいえ。
関係あります。

炎道寺 夜斗

俺の部下ですから。

神崎 海

だからといって…

炎道寺 夜斗

俺の責任です。
きちんと
尻拭いはします。

神崎 海

…………

私は仕方なく…

神崎 海

分かりました。
きちんと
お願いしますよ。

炎道寺 夜斗

わかってます。

そういって 出ていった。

炎道寺 夜斗 仕事もできるし なんたって優秀。

なのに私の下についてる。

私なんかの下にだよ?

ついててもなにも スキルアップなんてしないのよ?

なのについてきてくれる。

そういえば炎道寺は 女子ウケがいいんだって あいつのどこが良いのか… まぁ少しは わかるような…

梶山 空

先輩さっきは
すみませんでした

神崎 海

で、ちゃんと
後始末したの?

梶山 空

はい。

梶山 空

でも、俺
でき損ないで
ホントに

梶山 空

すみません…。

神崎 海

あら、
私は
でき損ないなんて
思ってないわよ?

梶山 空

……え?

神崎 海

だって梶山くん。
明るいじゃない。
私の下で
頑張ってるじゃない。

神崎 海

厳しいのに、諦めずに。
そういう人大好きよ。

梶山 空

神崎さん…泣

梶山 空

ありがとうございます!
頑張ります!

そういって笑顔で帰ってった。

神崎 海

(そろそろ帰らなくちゃ)

炎道寺 夜斗

神崎さん!

神崎 海

はい?

炎道寺 夜斗

帰りですか?

神崎 海

はい、そうですが。

炎道寺 夜斗

よかったら
一緒に帰りませんか?

神崎 海

……へっ?

炎道寺 夜斗

俺神崎さんと
帰ってみたかったんです。

神崎 海

いいですよ。

炎道寺 夜斗

神崎さん。
あの…
なんであんなに
厳しいんですか?

神崎 海

それはね
後輩達のためよ。

神崎 海

いつか、
立派に社会で
やっていけるように

私は星空が耀く空をみて言った

神崎 海

たとえ
やめていく子が
出ようとも。

神崎 海

その子のためよ。

炎道寺 夜斗

そういう所ですよ

神崎 海

…………?

炎道寺 夜斗

そういう
優しい所があるから

炎道寺 夜斗

神崎さんの部署は
賑やかなんですね。

炎道寺 夜斗

だれも、神崎さんの
悪口なんて言わない
言うとしたら
出てくるのは
良いところです(笑)

神崎 海

そんな風に
思ってくれるなんて。

神崎 海

でも、
私はあの部署のみんなが
大好きなの。(笑)

炎道寺 夜斗

可愛すぎて男達の間では
惚れてる、憧れている
男が多いんですよ(ボソッ

神崎 海

ん?
なんか言った。

炎道寺 夜斗

いえ。

炎道寺 夜斗

俺もいつか
信頼してもらえるよう
頑張ります(笑)

神崎 海

あっ。

神崎 海

そういえば
気になってたんだけど

神崎 海

炎道寺 夜斗

神崎 海

なんで私の部署に来たの?

炎道寺 夜斗

それは、秘密です。

神崎 海

でも、
なんで私の所にいて
学ぶことなんか…

炎道寺 夜斗

そんなこと
言わないでください

炎道寺 夜斗

俺にとっては
学ぶことなんて
いっぱいあります(笑)

神崎 海

そう…。

炎道寺 夜斗

じゃ、俺こっちなんで……

神崎 海

ええ。

神崎 海

じゃあね。

炎道寺 夜斗

はい、また明日。

神崎 海

なんど言えばわかるの?

川瀬 美喜

だって、
相手の方が
変更したいって…

神崎 海

なぜ
そのときに
聞かなかったの?

川瀬 美喜

……………

神崎 海

自分で後始末はしなさい。

川瀬 美喜

分かりました…。

取引相手

通話終了

通話
04:00

神崎 海

川瀬さんいる?

川瀬 美喜

はぁ~い!

神崎 海

取引相手から
連絡が来ました。

神崎 海

昨日
取引相手とのコンペ
行かなかったそうね。

川瀬 美喜

すみませんでした。

神崎 海

このプロジェクトから
外れてもらうわ

川瀬 美喜

嫌です。

神崎 海

もう2度はないと
いってなかったっけ?

川瀬 美喜

なんで偉そうに
座ってる人に
言われなきゃ
いけないんですか

川瀬 美喜

絶対に仕返ししますから。

そういって去っていった。

その意味がわかるまで そう時間はかからなかった。

次の日

なぜかざわついている。

その視線は私に向く。

神崎 海

なにかしら。

川瀬 美喜

先輩💕
そんな人だったなんて…

そこに貼られていたのは 全然知らない男の人と 抱き合ってる絵。

神崎 海

なっ…こんなの知らない!

梶山 空

先輩……

神崎 海

なんで…

炎道寺 夜斗

おい。
いい加減にしろ。

その紙を破り捨てた、

炎道寺 夜斗

これは違う。

神崎 海

炎道寺さん…

炎道寺 夜斗

神崎は、なにもしてない。

梶山 空

でも……。写真が。

炎道寺 夜斗

お前はたった一つで
今までの関係を壊すのか?

炎道寺 夜斗

本物かわからない写真で?

梶山 空

それは………。

炎道寺 夜斗

黒!

源川黒

はい。

炎道寺 夜斗

神崎さんは
夜飲みに行く以外
外に出たか?

源川黒

いいえ。
私と呑んだあとは
酔いつぶれた寝てました。

炎道寺 夜斗

それはここ三日間の事か?

源川黒

はい。

源川黒

私は海と
飲み仲間ですから
酔いつぶれたあとは
もちろん朝まで居たんですが…

源川黒

起きなくて、時間になって出てきました。

神崎 海

えっ。

神崎 海

そうだったの?

源川黒

えぇ。
黒と言うより
廉夜と行った方が

神崎 海

え!廉夜だったの?

源川黒

はい。

川瀬 美喜

で、でもぉ~
なんで炎道寺君が
庇うの?

炎道寺 夜斗

俺は、
神崎さんが好きだからだ、

炎道寺 夜斗

好きな女は絶対に守る
と決めたからな。

川瀬 美喜

うっ…。

川瀬 美喜

そんな事
ここの社長に言いつければ…

???

やめるのじゃ。

川瀬 美喜

誰よあんた。

突然現れたおじさんは 後ろにいっぱい人をつれていた。

炎道寺 夜斗

じぃちゃん。

炎道寺 秀

でなかったら
危なかったであろう?

炎道寺 夜斗

そんなわけねぇよ。

川瀬 美喜

何よ、このおじさん。

川瀬 美喜

どいてよ…っ!

ドンッ

神崎 海

(なんとか間に合ったかな…)

倒れたのは私で おじいさんは無事みたい。

よかった……

私は意識を手放した。

そして再び目を開けたのは すべてが終わったあとだった。

炎道寺 夜斗

海!海…っ!

神崎 海

んっ…。

炎道寺は 私を見るなり安堵のため息をこぼした

炎道寺 夜斗

よかった…。

炎道寺 夜斗

どうなるかと…

神崎 海

私どうなったの…?

話をさかのぼる。

炎道寺 夜斗

おいテメェ…

川瀬 美喜

そんな。わ、私はただ

炎道寺 秀

お嬢さん。

炎道寺 夜斗

もし、海になにかあれば、
わかってんだろうな?

炎道寺 夜斗

炎道寺 夜斗

殺すからな。

炎道寺 秀

おい、夜斗
脅すな。

炎道寺 秀

みんなは、
先に戻っていてくれ。

炎道寺 秀

救急車をよべ。

そう仕切るじぃちゃん

そんなこともきにせず俺は

炎道寺 夜斗

おい、
海…っ!

もし、このまま あえなくなったら。

炎道寺 夜斗

頼む、生きててくれ。

おれは 伝えたくても伝えられない。

まだきちんと愛してるをいってない

返事をもらってない。

炎道寺 秀

夜斗。しっかりしろ。

炎道寺 秀

今救急車を呼んだ。
お前は付き添ってやれ。

炎道寺 夜斗

あぁ。わかった。
じぃちゃん。

事件後 この事は テレビでも放送された。

そして全国的にハラスメントとして 広まり、全国の人が その事件を聞いた。

事件後 川瀬 美喜は逮捕。 そして、事を得たという。

炎道寺 夜斗

俺、まだ
伝えてないことがあるんだ

神崎 海

耳元まで近づく彼の顔

そして

彼は言った

"愛してる"

神崎 海

えっ……

炎道寺 夜斗

俺はお前がすきだ。
だから部署も
変えてなんとかして
近づきたかった。

炎道寺 夜斗

厳しいのも
たまに見せる
優しい笑顔も全部
愛おしい。

"俺と付き合ってくれ"

そう彼は笑った。

やっとわかった。

姿が見えなくて悲しいのは…

彼の事ばかり思い出してしまうのは

きっと、

"愛してる"からなんだと。

神崎 海

こちらこそ。

神崎 海

宜しくお願いします。

"彼の事が大好き"

そう私は気づいた。

恋人は今日から "仕事"から "夜斗"に かわりました(笑)

また何度だって言うよ。

愛してる

またねぇ~!

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