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考え方が悲しいってよく言われる
でも、これが私
自分の考えを貫き通すんだ
1人がいちばんだ
人間には感情がある
悲しい、嬉しい、寂しい、苦しい、楽しい、面白い
そんな感情は人によって生まれる
でも人間は先に生まれた人が偉くなってしまう
ただ頭がいいからって、 政治がなんだの、税がどうだの
なんでも決めようとする
そのせいで戦争が起こってたくさんの人が犠牲になった
こんなことが起こるぐらいなら
人間なんて生まれてくるべきじゃなかった
人類は旧石器時代から現代まで画期的な進化をもたらしてきた
昔の努力が今の時代を作った
どれもこれも人間人間
でも今は、そんな世の中のせいで地球温暖化が進んでいる
こんなに地球がめちゃくちゃになっちゃうなら、関係を持たなければいい
ただそれだけの話だ
お父さん
お父さんはいつも勘違いをしている。
私は呼ばれなくてもちゃんと呼ばれる前に起きている
佐伯莉央
お父さん
佐伯莉央
ちゃっかりしている
でも、私の中で家が1番のくつろぎの場所だ
チーンチーン
毎朝お父さんと一緒にお母さんの仏壇に手を合わせてから家を出る
佐伯莉央
お父さん
ガチャ
佐伯莉央
お父さん
佐伯莉央
お父さんはいつもうっかりしている
お父さん
佐伯莉央
お父さん
毎日見送りをしてくれるようになったお父さん
私のことを気遣ってくれる
私はそんなお父さんが大好きだ
家族がいる
人間が産まれる理由は先祖がいるから
たくさんの人が 子供を産んでお母さん、 お父さんになる
私には、お母さんは居ないけどお父さんがいてくれる
私は、お父さんだけでいい
お父さんの背中がいつも私の頭の中にある
それだけでいい
学校に着いたけど、まだ誰もいないようだった
校庭にも
体育館にもいなかった
だから私は、少し校内を見ることにした
それぞれの教室に入って見回った
見ていると、教室の中に先生がいた
麻生先生
佐伯莉央
佐伯莉央
麻生先生
佐伯莉央
佐伯莉央
麻生先生
佐伯莉央
麻生先生
私は先生が座っている前の机を先生の机と引っつけて座った
佐伯莉央
麻生先生
佐伯莉央
プリントをホッチキスでまとめながら聞いた
先生は少しめんどくさそうに言った
麻生先生
佐伯莉央
表紙に「入学式続行プリント」と書いてあった
聞かなくてもよかったんだ
カチャ カチャ カチャ カチャ
全てのプリントをまとめているあいだに、校庭に人盛りが増えてきた
麻生先生
佐伯莉央
初日から関わってしまった
めんどくさい
そう思ったのは人と関わったから
家に帰る途中、
コンビニがあった
ちょうど、マーカーが切れていたことを思い出し、店に入った
そこには今日入学式にいた人たちがいた
目が合わないようにそっと文具のところへ駆け寄った
西森葵
坂口狂
いい色のマーカーを見つけた
レジに向かおうとした
瞬間
人にぶつかってしまった
不良A
なんで?
佐伯莉央
話しかけないでよ
不良A
男の人が手を振りあげた
パシン!
でも、痛くなかった
西森葵
不良A
八代美奈
不良A
坂口狂
私を殴ろうとした腕を振り払った
西森葵
不良A
男の人は走って行った
八代美奈
女の人が話しかけてきた
佐伯莉央
八代美奈
佐伯莉央
八代美奈
佐伯莉央
話したらどんどん関わっちゃう
坂口狂
八代美奈
佐伯莉央
佐伯莉央
助けてくれた
こうゆう時はどうすればいいの?
佐伯莉央
人と関わるから
思うことがある
助けてくれる人たちがいる
気遣ってくれる人たちがいる
そんな人に私は、いつかなりたい
そう思った私がいた
人と関わりたくなかった
でも、関わってしまった
西森葵
西森くんがお水を渡してきた
人と関わっても、敬語でいこう
そしたら自然と距離が出る
佐伯莉央
私が聞くと坂口くんが「あー、これはだねー」と続けた
坂口狂
八代美奈
思いやり
その言葉がちょっと引っかかった
佐伯莉央
佐伯莉央
坂口狂
八代美奈
佐伯莉央
私が聞くと、2人が困った
その空気を西森くんが変えた
西森葵
八代美奈
坂口狂
八代美奈
佐伯莉央
曲がり角で私たちは別れた
ガチャ
佐伯莉央
家に帰っても、 お父さんの返事がなかった
机の上にご飯と手紙があった
そこには、 「莉央へ おかえり。父さん、今日は残業で遅くなるからご飯はチンして食べてね。 あと、ちゃんと風呂に入って歯磨きをすること! それから、ちゃんと寝ること! 父さんもすぐ帰ってくるからね。 おやすみ」
ちょっと下手くそな書き方でも、愛情が伝わってくる
私は言われたとおり、お風呂に入って、レンジでご飯を温めて、歯磨きをして、早めに寝た
お父さんに「おやすみ」の手紙を書いてから
ぐっすり眠った
人はどうしても人と関わる道がある
その道への靴を、 私はちょっとだけ 履いてしまったのかもしれない
人には重要なことなのかもしれない
人と関わることは、悪くない
でも、それは、誰かを気づつけることにも繋がる
私はもう、迷いたくはなかった