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門限を過ぎて玄関を開けると…… ただ暗闇の中で座っている彼の姿があった。
大介
低い、感情を押し殺した声。 その静けさに心臓の音がうるさいくらい跳ねた。
〇〇
大介
ゆっくりと立ち上がり、一歩また一歩と間詰められる。月の光に照らされた彼の瞳は、獲物を狙う獣みたいに鋭くて底知れない熱を孕んでいる。
〇〇
大介
大介
逃げ場のない壁際。 両手を壁につかれ、彼の体温がダイレクトに伝わる距離に閉じ込められる。
いつもは甘い香りがするはずの彼から 今はひりつくような焦燥感が漂っていて その圧迫感に涙がこぼれ落ちた。
〇〇
震えながら謝る私の涙を彼は親指でゆっくりと拭う。 その指先が熱くて少しだけ強引で。
大介
そう吐き捨てると、彼は力任せに抱き寄せた。 耳元で聞こえる、熱くて思い吐息。
大介
大介
真っ直ぐに私を見つめるさっくんの瞳はいつもの優しい でも少しだけ「離したくない」っていう 熱を帯びた大人の男の目に戻っていた…。