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柔道部部長と天竺

第5話 - 第5話　胸に手を当てて

2025年10月27日

#東京リベンジャーズ

#夢小説

#東リべ夢小説

#もげらっちょ

あんこ🍡

次の日

晴

うん…

晴

(なんか、今日…寒いな…)

晴

(それに、頭も痛いし…)

晴

これは…ｹﾞﾎｯ

晴

(熱測ってみるか…)

晴

ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ

晴

……

晴

37.8…か

晴

(まぁ、別にそれほどの熱ではないけど…)

晴

(念には念を入れて、休むか…)

晴

部員たちには悪いな…ｹﾞﾎｯ

晴

ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…

晴

とにかく、高校に連絡して…

晴

…

晴

アイツらにも、連絡しとくか…？

晴

もしかしたら、夕飯食べに来るかもだし…

晴

……

晴

いや、いいか

数時間後…

学校にて

柔道部部員

ということで！

柔道部部員

今日は晴部長がいないので!!

柔道部部員

この副部長の俺が!!仕切らせてもらいます!!!

はい!!

柔道部部員

(よし、張り切って…部長の分も頑張るぞ!!)

柔道部部員

よし、まずは…

イザナ

おい、そこの弱男

柔道部部員

ﾌﾞﾌｯ

柔道部部員

ｹﾞﾎｯ

柔道部部員

え、あ、黒川イザナさん?!?!

イザナ

なんでフルネームなんだよ

柔道部部員

あ、あ、ほ、本日はどのようなご要件で…？

イザナ

どうもこうも、晴は？いねぇのか？

イザナ

今日の夕飯にこの卵使えって持ってきたんだけど…

柔道部部員

(ん？夕飯？なんで？)

柔道部部員

ｺﾎﾝｯ

柔道部部員

すみません、晴部長は今日休みでして…

イザナ

え？休み？
アイツにしては珍しいな

柔道部部員

そんな珍しくないですよ？

柔道部部員

あの人、あぁ見えて熱を出しやすい人なので

イザナ

……

イザナ

…ってか、アイツ

イザナ

親いないのに、熱の時はどうやって乗り越えているんだよ

柔道部部員

…え？！

イザナ

え？

柔道部部員

は、晴部長…親いないんですか?!?!

イザナ

…は?!?!

イザナ

知らねぇの?!?!

晴

……///

晴

ちょっと辛いな…

晴

熱は…

晴

ﾋﾟｯﾋﾟｯ

晴

…38.5…？

晴

マジか…

晴

ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ

晴

う…どうしよ…

晴

(夕飯とか、喉も乾いたし…後、寒いから温度も上げないと…)

晴

ﾑｸ…

晴

ｹﾞﾎｯ

晴

…嘘

晴

ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ

晴

飲み物ないじゃん…

晴

夕飯の材料もないし…

晴

(昨日、全部…使っちゃったかな…？)

晴

ｹﾞﾎｯ

晴

(目眩してきたし…)

晴

とりあえず…なにか近くの自販機にいかないと…

晴

ｸﾞﾗｯ

晴

うわ、

晴

(…これは、相当やばい…)

晴

どうしよ…

晴

……ﾊｧ

晴

こういう時は…もう仕方ないか…

晴

あの、手が空いてたらでいいので…誰か頼んでいいですか…？

イザナ

あ、晴

イザナ

大丈夫か？熱

晴

あ、大丈夫…

イザナ

それに…誰かって

イザナ

ここ、俺の個人LINEだけど

晴

え…あ…

晴

そっか、ごめん

イザナ

それよりも、頼むことって何？

晴

え、

イザナ

俺、今…暇だからなんでも頼めよ…

晴

あ…じゃあ…その…

晴

冷蔵庫を見たら、飲み物と食べ物がないので…

晴

できれば…買ってきてくれるといいなって…

イザナ

おう、わかった

イザナ

ちょっと遅くなるかもだが、待ってろ

晴

ありがとう

晴

ﾌｩ…

晴

よかった、これで大丈夫だな…

晴

…移ると悪いし…

晴

玄関で待ってるか…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ

ピンポーン

イザナ

…

イザナ

出ねぇな

鶴蝶

出ないな

イザナ

寝てんのか？もしかして

鶴蝶

うーん…

イザナ

って、空いてるじゃん

鶴蝶

え、ガチ？

イザナ

…失礼します…

イザナ

おーい、晴？

晴

…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ

鶴蝶

え、、晴ちゃん?!

イザナ

は、?!なにしてんだよ、こんな寒いとこで

晴

ごめん…ｹﾞﾎｯ

晴

待ってないとかなって…ｹﾞﾎｯ

イザナ

無茶すんなよ…

イザナ

で？どこに運べばいい？

晴

上の階に…俺の部屋あるから…ｹﾞﾎｯ

イザナ

…わかった…

晴

……

イザナ

よいしょ…
(姫様抱っこ)

イザナ

鶴蝶は、台所でなんか作ってくれねぇか？

鶴蝶

わかった

イザナ

晴、行くぞ

晴

…ん…

晴

……ｹﾞﾎｯ

イザナ

…(辛そうだな…)

イザナ

(いつも、こんな感じなのか？熱を出した時？)

晴

……

イザナ

よし、そろそろ…鶴蝶の様子を観に行くとするか…

晴

いか……で…

イザナ

ん？

晴

いかないで…ｷﾞｭｯ

イザナ

え、？

イザナ

(コイツ、袖掴んで…)

晴

なんでも、します…

晴

なんでも、するから…

晴

いい子にだってなるから…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

晴

いかないで……

晴

お母さん、お父さん…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イザナ

お前…晴…

晴

…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イザナ

……

イザナ

ｷﾞｭｯ

晴

、！

イザナ

ずっと、そばにいてやる

イザナ

いい子にしなくても、何をやっても…

イザナ

ゼッテェ、離れねぇ

イザナ

だから…

イザナ

泣くな

晴

……

晴

…やった…ﾆｺｯ

イザナ

(…そうだよな…)

イザナ

(親がいなくて、辛くないはずないもんな…)

イザナ

(親がいないことに、慣れちゃ…ダメだよな…)

イザナ

大丈夫…大丈夫…ｷﾞｭｯ

晴

……ﾆｺｯ

晴

……ん…

晴

(なんか、少し…)

晴

(素敵な夢を見た気が…)

晴

なんだっけ…って…

晴

え?!

イザナ

ｶｰｸｰ

晴

イザナが…俺の手を…握って…

晴

寝て…る？

晴

(な、なんで…こうなったんだ…？？)

晴

もう、びっくりしすぎて…熱も引いた気が…

晴

熱…測ってみるか…

晴

ﾋﾟｯﾋﾟｯ

晴

…36.5…

晴

すごい下がったな…

晴

……

イザナ

ｶｰｸｰ

晴

…もしかして、ずっとそばにいてくれたのか…？

晴

…ふっ

晴

ありがと、イザナ

イザナ

……

晴

ｹﾎｯ

鶴蝶

あ、晴ちゃん

鶴蝶

起きて来ていいのか？

晴

うん、熱…下がっちゃったし…

晴

それよりも、このおかゆは？

鶴蝶

あ〜、晴ちゃんの分だよ

晴

あ、ありがとう

鶴蝶

…そうだ、イザナはまだ寝てる？

晴

え、うん

晴

…ねぇ、鶴蝶くん

鶴蝶

ん？

晴

イザナって、昔からあんな優しいの…？

鶴蝶

ん？うーん…

鶴蝶

まぁ、なんだかんだ優しいな

鶴蝶

実は俺もさ、親いねぇんだﾆｺｯ

晴

え、

鶴蝶

俺も晴と同じ…

鶴蝶

交通事故で両親をともに失った

鶴蝶

なのに、俺だけ生き残って

晴

……

鶴蝶

しかも、この傷のせいで

鶴蝶

孤児院の奴らからはいじめられて…

鶴蝶

本当に死んでしまいたいくらい苦しかった

晴

…鶴蝶くん

鶴蝶

でも、そんな時

鶴蝶

俺の前にイザナはこういった

鶴蝶

「俺の下僕として生きろ」ってね

晴

！

鶴蝶

死のうと思ってた俺に、イザナは生きる理由を教えてくれた

鶴蝶

だから、誰よりも尊敬してるし

鶴蝶

ずっと隣に立ってたいと思う

晴

……

晴

なんか、わかるな…

鶴蝶

？

晴

俺も

晴

最初はイザナの事が嫌いで仕方なかったな

晴

あんな強さを持ってんのに、なんでそれを守る方に使わないのかってね

晴

でも…なんだかんだいってイザナは優しいよ

晴

こんな敵だった俺のことを仲間だって言ってくれるんだから

鶴蝶

…そうだなﾆｺｯ

鶴蝶

ってか、もうこんな時間💦

晴

二人とも泊まっていきなよ

晴

遅いし

鶴蝶

え、いいのか？

晴

おう

鶴蝶

じゃあ、お言葉に甘えて…

晴

…ﾆｺｯ

晴

(よし、イザナを起こさずにベットに運べた…！)

晴

……

イザナ

ｸｰｶｰ

晴

……

晴

(まつ毛長いな…綺麗…)

晴

…ねぇ、イザナ

晴

俺さ、実はずっと寂しかったんだ…

晴

親がいなくなってから…知り合いをたらい回しにされてさ

晴

結局、15になるまで知り合いの道場の手伝いばっかりしてたよ

晴

でも、こうやって一人暮らししてる時に…

晴

たまに、さみしくて泣いてしまうことがあるんだ…

晴

一人で夕食を食べるのだって、本当は泣きたいくらい辛くてね…

晴

でも、イザナ達と出会ってから…

晴

寂しいって思うことはなくなったよ…笑

晴

ありがと…イザナ…

イザナ

……

晴

なんつって…本人は聞こえてな…

イザナ

ｶﾞｼｯ
(晴の腕をつかむ)

晴

！

イザナ

んで？続きは？

晴

…え、え？

晴

起きてたのかよ?!?!

イザナ

そりゃあな

イザナ

……

晴

……

晴

えっと…

イザナ

こっちも、お前に感謝したいよ

晴

え、

イザナ

俺も、晴と出会ってから…孤独だって思ったこと…

イザナ

一回もないから

晴

…そっかﾆｺｯ

イザナ

…ありがとな、晴…笑

晴

……

柔道部部員

はーい!!晴部長も復活したってことで!!!

柔道部部員

再開していくぞー!!!

はい!!

晴

ありがとな、俺がいない間に色々とやってくれて

柔道部部員

いえいえ！

晴

……ｷｮﾛｷｮﾛ

柔道部部員

…？どうしたんですか？晴部長？

晴

…あ、いや

晴

今日はイザナ…来ないんだな

柔道部部員

あ、え？まぁ…

柔道部部員

ってか、どうしたんですか？晴部長？

晴

え、？

柔道部部員

え、だって…

柔道部部員

晴部長、黒川イザナさんの事…

柔道部部員

邪魔だとか、色々と言ってたじゃないですか？

晴

あ、え、そうだっけ…

柔道部部員

そうだわ

晴

…そっか…

柔道部部員

……

柔道部部員

もしかして、黒川さんに関して思うことがあるんですか？

晴

え、？

晴

……なんだろ…

柔道部部員

？

晴

黒川イザナ…

晴

ｻｽｯ
(胸に手を当てる)

晴

いつも私の変化にいち早く気づいて…

晴

私のピンチに駆けつけてくれて…

晴

なんだかんだいって、いつも優しくて…

晴

……

柔道部部員

？

晴

そうだな…そうだよな…

晴

…どうやら、俺は

晴

黒川イザナのことが…

好きなのかもしれないな…

晴

…ﾆｺｯ…///

柔道部部員

え、、

えぇ?!?!

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あんこ🍡

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