コメント
2件
新しい連載…!楽しみすぎる✨ 2人共憧れ合ってるの尊すぎ
ーPrologー
𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡
kty
ガチャッ
kty
ktyの母
kty
ktyの母
ktyの母
kty
kty
ktyの母
kty
バタン
kty
僕は昔から、音が聞こえない
聞いたことがない
それは、僕が難聴だから
生まれた時から耳が悪く、親の声すら聞いたことはない
喋ることも、したことがない
なんで、難聴なんかに…
kty
kty
kty
歌手
kty
僕には夢がある
それは「歌手になること」
昔から難聴で、楽しいことなんて何も無かった僕が
唯一目を向けることができたもの
どんな歌、どんな声なのかは分からない
でも、すごく輝いている
僕も、そんな輝きになりたくて、歌手になることを決めた
でも、喋ることも、歌を聞くこともできない僕にとって
歌手なんていう夢は、とても程遠いものだ
あぁ、なんで僕って、人と違うんだろう
”何かが、欠けているんだろう”
kty
そんな僕にも、憧れの人がいる
kty
mz
mzのファン
mz
その人は才能に恵まれている、
いや、あの人そのものが才能なんだ
何も思わなくても、完璧な答えを出せてしまう
何も欠けて居ない、正しく、僕が求めている人間
それが、mz先輩
あぁ…もしあんなふうになれたら
僕はーーーー…
mz
mz
mz
mz
俺は、才能に恵まれた人間
「才能」と呼ばれる人間だ
才能に恵まれる、それは素敵なことであり
人生を明るく照らしてくれる
そう思っている人がほとんどだろう
だけど、実際は違う
才能に恵まれ続けるからこそ、辛いんだ
”俺の才能は”認めてくれる人が沢山いる
だけど
”俺自身”を認めてくれる人は、見てくれる人はいない
何も欠けていないからこそ、自分自身を忘れられる
はぁ、なんで俺って、こんなのなんだろう
mz
そんな俺にも、羨ましいと思うやつがいる
mz
kty
mz
そいつは、生まれた時から難聴で
喋ることも、音を聞くこともできないやつだった
そんなやつを羨ましいと思う俺は最低だと思う
でも、あいつは何かが欠けている
だから、自分を見てくれる
何も欠けてない俺にとって、羨ましすぎる人間
それは、ktyという後輩
あぁ…羨ましい、1度でいいからあいつになりたい
俺はーーーー…
俺は/僕は
あいつ/あの人になりたい
・━━━ ℯ𝓃𝒹 ━━━・