澤村大地
ありがとうございました!
部員「したァ!」
朝霧封和
ふう…
部活が終わり、 私は思わず息を着いた。
任務ももちろん大変だけど、
慣れない事は それはそれで疲れる。
清水潔子
おつかれ
朝霧封和
お疲れ様です
清水潔子
どうだったかな?
朝霧封和
思っていたより大変でした…
清水潔子
はは、そうだよね、初めてなら尚更
澤村大地
そろそろ閉めるぞー
清水潔子
さ、帰ろう
朝霧封和
はい
リュックを背負って 体育館を出る。
結局呪霊は姿どころか 気配も見せなかった。
朝霧封和
( まあ長い目で見ろって言われたし )
菅原孝支
朝霧?大丈夫?
朝霧封和
!
と、声をかけられて 顔を上げると、
菅原先輩が心配そうに 私の顔を覗いていた。
考えていたら 立ち止まってたらしい。
朝霧封和
あ、大丈夫です、すみません
菅原孝支
いや、大丈夫ならいいんだ!
菅原孝支
大地が肉まん奢ってくれるって
菅原孝支
朝霧もどう?
朝霧封和
え、いいんですか?
菅原孝支
もちろん!な、大地!
澤村大地
あぁ、体験入部ありがとうってことでな!
朝霧封和
ありがとうございます…!
きゅるる…とお腹が鳴る。
今日は休み時間も 学校の呪いを見回っていたから、
昼ご飯は食べてなかった。
西谷夕
お腹の音まで可愛いぞ龍!
田中龍之介
ダメだ…!俺は潔子さん一筋なんだ!!
東峰旭
やめろ西谷、田中、困ってるだろ
東峰旭
ごめんな朝霧さん
朝霧封和
あはは、大丈夫ですよ 笑
影山飛雄
ん
朝霧封和
?、どうしたの影山くん
影山飛雄
連絡先教えろ…ください
田中龍之介
はあー!?影山なにちゃっかり!!
日向翔陽
コノヤロォー!!
月島蛍
バカらし…
山口忠
あはは…
そんなこんなで澤村先輩に 肉まんを奢ってもらい、
心が温まったのだった。