さあ今日こそはと靴を脱ぎかけたときに
背の低い男の子
また声をかけてしまった
背の低い子は語る
りうら
クラスでの孤独を無視されて
りうら
奪われて居場所がないんだ
って
ないこ
ふざけんな!
ないこ
そんなことくらいで
ないこ
俺の先を越そうだなんて!
りうら
そんなことって…
ないこ
それでも家では愛されて
ないこ
温かいご飯もあるんでしょ!
りうら
お腹が空いたポロ
と泣いて背の低い男の子は消えってた
そうやって何人かに声をかけて
追い返して
ボコボコ
ないこ
痛い…
俺自身の痛みは誰にも言えないまま
ないこ
どうしてっ
ないこ
俺ばっかり…