光
夜海
光
なんでもないと口をつぐんだ
君は遠くに行ってしまう。 だけど、今泣いたら迷惑だろうから こらえた。
光
夜海
ホントはちょっと 足を止めたくて
だけども君は早足でずっと 前を行くから
屋上にリズムのいい足音が響く。
僕にはそれを見つめることしか できなかった。
駅に着く頃にはすっかり 暗くなっていた
最終便、君は乗る。 僕を置いてって
光
列車が動き、走り出す。 ゆっくりと地面がずれていく
だめだ。私。最後は 笑顔で別れるって決めたんだ
だから…泣いたらダメだから… でも…言いたいよ。
夜海
僕のかすれ声は 走る電車に踏み潰された。
一瞬だけ見えた光の顔は… 泣きながら笑っていた。
君は遠くへと消えていく 僕を置いてって…
もう随分見えなくなった。 夜が崩れていく。
夜海
今回は、遠くに引っ越していく 光を親友の夜海が 見送るという話になります
夜海は光に片思いしており 光も夜海に恋しており、 どちらも離れるのを寂しく 思っています
ちなみに二人は同じの 黒いリボンをつけています。
この物語は以上になります
見ていただき ありがとうございました!
コメント
5件
うぅ切ない…
光(ひかり)夜海(よみ)です。