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主人公ロマンチックすぎ( 家庭教師さん起きて下さい!!!
切ない🥺🥺🥺🥺
最後何て言ったの!?( ;∀;)
僕は父と母の操り人形だと思っていた
2人とも医者で僕も医者になる
きっとそんな未来が待っている
特に夢もないから
与えられた道をただまっすぐ進んだ
こんなに楽なことは無い
何も考える必要が無いのだから
僕が高校生になった頃
その人はやってきた
僕の家庭教師として
僕はただ頷いた
その人の笑顔は僕には眩しくて
今での人達とは違う、そう感じた
その人は長い足を組み直して僕に関する紙を読んだ
あまりにも唐突な言葉に声が裏返った
その言葉はとても純粋な言葉に聞こえた気がした
次第に僕はその人に惹かれて言った
人形のような僕に感情を
色あせてモノクロだった世界に色を与えてくれた
でも運命というものは突然やってくる…
階段から落ちそうになった僕を庇ってその人は階段を転げ落ちた
変なところを打ってしまったらしく
その人は《植物状態》になってしまった
僕なんかを庇ったせいで…
でも僕は医者になろうとは思わなかった
好きな人に傷をもうつけたくなかったから
変わりに僕は夢を見つけた
初めて自分でやりたいと思えたことだった
だから父と母も反対することは無かった
僕は僕のような子達に色づいた世界を見せてあげたい
先生のように出来るかは分からないけれど…
僕は先生の手に触れた
それは温かく
生きている
って実感できた
ほんのり甘い銀木犀の香りとともに
僕は先生に思いを告げた
日本語では言えなかったけれど…