こんにゃくくん。

そんないつも通りで平凡なある日の昼休み。

変わらず拓ちゃんは幸せそうにメロンパンを咥え、

幸せそうに1口1口味って食べている。

私はお弁当を広げ、

卵焼きをぱくり。

さすがお母さん、

今日も美味しい。

こんにゃく風雅くんは食べようと思っても

睡魔が勝ち、

限界を迎え夢の中。

死体のように腕を伸ばして、

すぅ…

っと寝るこんにゃく風雅くんの手には、

焼きそばパン。

今日はこれを食べようと思って力尽きたんだね、

お疲れ様。

こんな対応が出来るようになった私と拓ちゃんは、

きっと数日間で大人になった……はず。

"まず、彼氏っていう選択肢は何？"

大事そうに食べていたメロンパンを口から離し、

これでもかというほど目を見開いて

驚く拓ちゃん。

初手の反応。

かわゆす。

おっと、

ここで上級者の反応。

こんにゃく風雅くん。

さすが我が親友。

頼りになる。

忘れてた…

…

…でもまあ、もうどうでも良くなった。

ここまで来て、

天使拓ちゃんとこんにゃく風雅くんの事もっと知りたい〜

と思って即興企画考えたけど……

まだ先でも良さそう。

それに、

この状態見たら、拓ちゃんしか勝ち組になれなさそうだしね。

頑張れ、拓ちゃん。

応援してる。

そういえば、こんにゃく風雅くんってお腹空かないのかな？

ま、いっか。