炭治郎
蘭の匂い人間の匂いじゃないんだよね.....
善逸
んあ?
善逸
確かに言われてみれば...
善逸
人間の音じゃない.....
なんで!?何で匂いで分かるの!?
蘭
あぁ.....
善逸
でも.....鬼の音でもないんだよね...
.....蘭
もうこの際だし.....
言っちゃえば.....
蘭
嫌だ!
炭治郎
蘭!?どうした.....?
善逸
どうしたの?蘭ちゃん?
蘭
あ.....!
蘭
えっと
蘭
生憎今手ぶらなので.....
蘭
何か町でお菓子でも買ってきますね!
蘭
また後で来ますね!
炭治郎
待って!蘭.....
善逸
蘭ちゃぁーん!
蘭
ドンッ
蘭
あ、すいません
しのぶ
蘭さん?どうしました!?
蘭
すいません!
蘭
.....
蘭.....?
蘭
.....
蘭?ごめんな?
蘭
.....
蘭
いいえ.....蘭も叫んじゃってごめんなさい
.....
.....
蘭
.....
蘭
お、お菓子は何を買って行きます?
蘭
桜餅とか.....柏餅
蘭
あ!そうだ!
蘭
三色団子なんてどうでしょう?
蘭
蘭たちは蝶屋敷に人が何人いるか分かりませんから.....
蘭
思いきって20本くらい買って行きますか?
蘭
皆で楽しく食べましょうね!
蘭
そのときは鈴と蓮も入れ替わって.....
言ってみないか.....?
蘭
.....
鈴も思ったんだけどね
ずっと蘭だけで悩むんじゃなくて.....
人にいった方が心がこう.....
軽くなると思うんだよね.....
あぁあいつたちは蓮信じても良いと思うんだ.....
蘭
うるさいですね.....!
蘭
信じたくても信じられませんよ!
蘭.....
信じる事は簡単ではないと思う.....
でも.....!
蘭
分かりました.....
じゃあ!
蘭
その前に少し昔話をしましょうか
昔話.....?
蘭
そうですね.....
蘭
まずは3年前
蘭
まだ蘭が多重人格じゃなかった頃
蘭
父さんと母さんとの3人で暮らしてた頃の話です.....