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3件
(ᐢ ˙꒳˙ ᐢ)ピョコ
いつものように鳴る学校のチャイム
担任
今日は、転校生が来るらしい。
その一声とともに周りは騒がしくなっていく
担任
担任
担任
先生はよくこのクラスを動物園だと言う。
担任
なんでそれ俺に振っちゃうのかな。
赫凪
俺には興味もないし関係ない。
このクラスが始まって3ヶ月
俺はまともにこのクラスに馴染めていない
そんなやつとわざわざ仲良うなろうだなんて
馬鹿がすることだ。
担任
クラスメイト
担任
担任
桃瀬という名前らしい。
可愛らしい名前だなぁ。
女の子なのかな。
誰もがそう思っていた。
桃瀬
桃瀬
男?
マジで言ってんの、?
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
担任
担任
クラスメイト
担任
桃瀬
桃瀬
クラスメイト
クラスメイト
クラスのお調子者だ
桃瀬
クラスメイト
クラスメイト
桃瀬
クラスメイト
恋愛系ばっかりじゃん
ほら、桃瀬困ってるよ
担任
担任
クラスメイト
担任
クラスメイト
担任
赫凪
赫凪
赫凪
桃瀬
桃瀬
桃瀬
赫凪
担任
クラスメイト
担任
赫凪
担任
赫凪
担任
担任
担任
担任
桃瀬
担任
クラスメイト
桃瀬
クラスメイト
クラスメイト
桃瀬
桃瀬
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
桃瀬
赫凪
桃瀬
赫凪
桃瀬
桃瀬
赫凪
クラスメイト
クラスメイト
桃瀬
彼はこほんと咳をした。
クラスメイト
クラスメイト
桃瀬
桃瀬
クラスメイト
桃瀬
赫凪
桃瀬
桃瀬
赫凪
桃瀬
めんどくさい人だな
そう思った
桃瀬
桃瀬
赫凪
桃瀬
赫凪
桃瀬
赫凪
桃瀬
俺はお前の方がめんどくさいけど。
それからというもの毎日声をかけられるようになる日々が続いていった。
しかし、そんな日々にも不穏な空気が混ざっていた。
最近、あいつは学校に来ない。
理由は知らない。
先生も、生徒も。誰も知らない。
連絡先を交換した俺でさえも…。
クラスメイト
クラスメイト
今日もあいつはいなかった。
何となく気になって、スマホを取り出すと、
3件の通知が来ていた。
内容を見ると、桃瀬くんからのものだと分かった
桃瀬
桃瀬
桃瀬
簡単な文章だった。
返す言葉が見つからなくなった。
「お大事に」
なにかそれは違う気がした。
「えぇ、それは嫌だね」
共感されたところで同じ気持ちになんてなれない
なんて返そうかな、、
赫凪
結局、軽い言葉を送ってしまった。
桃瀬
桃瀬
桃瀬
赫凪
そんなの行かないに行かないに決まってる
思っていたのに、
担任
赫凪
赫凪
通用するかは知らないけれど、とりあえず知らないふりをする。
担任
担任
赫凪
赫凪
どうしてこうも、あいつに、、
今思えば、俺の生活が変わったのは
あいつが転校してきてからだった
まるでクラスのゴミのような存在だった俺は
今では色んな人に声をかけて貰えるようになった
それはどんな理由であれ
声をかけて貰えるのはすごく嬉しかった
桃瀬
言う通りに病院に行くと、何本かのチューブに繋がれな桃瀬がいた
赫凪
赫凪
赫凪
桃瀬
赫凪
桃瀬
桃瀬
俺を見つめる目があまりにも綺麗だったから
思わず頷いてしまった
桃瀬
赫凪
桃瀬
赫凪
桃瀬
桃瀬
赫凪
桃瀬
桃瀬
赫凪
桃瀬
桃瀬
赫凪
桃瀬
しばらく黙り続ける桃瀬くん
赫凪
桃瀬
桃瀬
赫凪
桃瀬
桃瀬
赫凪
嫌だ
そんなの嫌だ
あんだけ、俺にくっついて回ってたのに
急に居なくなるだなんて
そんなこと言わないでよ…
桃瀬
桃瀬
気づけば桃瀬くんに抱きしめられて、頭を撫でられていた
赫凪
赫凪
赫凪
赫凪
桃瀬
桃瀬
桃瀬
桃瀬
しばらく抱き合ってると、外は夕方になっていた
桃瀬
赫凪
桃瀬
桃瀬
桃瀬
そうやって小指をたてる君
すかさず指を滑り込ませた
桃瀬
赫凪
桃瀬
桃瀬
桃瀬
また、桃瀬くんが居ない朝が来た
1時間目は古典でとてつもなくだるい
クラスメイト
担任
俺の担任は古典担当だ。
でも、授業はつまらない
担任
クラスメイト
担任
クラスメイト
あー、まだ桃瀬くんいないのか、
隣の空いた席を見る
担任
クラスメイト
担任
先生はあまり自分のことについて語らない
だからこそ、すごく新鮮だった。
担任
クラスメイト
担任
担任
先生から隠れてスマホを手に取る。
気になったあの言葉を調べてみた
担任
担任
担任
クラスメイト
担任
担任
クラスメイト
え、?
なんで?
どういうこと?
死なないんじゃなかったの?
置いてかないんじゃなかったの?
ずっと一緒じゃなかったの?
ねぇ、どうしてなの、
赫凪
赫凪
担任
クラスメイト
赫凪
赫凪
赫凪
担任
担任
担任
先生が呼びかける中、俺の意識は消えていった
桃瀬くん…どうして、どうして、俺を…
置いていったの…
1人にしないって言ってたじゃんッ…
嘘つかないって約束したじゃんッ…
冗談だよって、また笑ってよッ…
俺がッ…俺がタヒねば良かったのにッ…
あの思いを伝えればよかった…ポロポロ
そして俺はまた目を覚ます。