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ガラガラ.........

どうしたの?

少女

ウゥ.........

少女

自分はなんの花も持ってないんです

少女

だから何やってもダメなんです

そうか、、、

君は花が欲しい?

少女

はい

君は何になりたい?

少女

.........

少女

ないです........

そっか、、、

じゃあ、何をする事が1番好き?

少女

えっと........

少女

絵を...描くことです....

そうか、、、

じゃあ、自分が絵を描く事で大切に
している事は?

少女

自由.....ですかね........

そっか、、、

それで、いいんじゃない?

少女

え?

その『自由』

それで、いいと思う。

その瞬間『ポッ』と 少女の心に花が咲いた。

月見草

ありがとうございます!

いえいえ、、、

彼はこうして日々 学生達を救っているのである。

ハァ.......

疲れたな........

スクールカウンセラーも楽じゃないな

ガラガラ........

???

こんにちは

はい、こんにちは

どうしたの?

見た感じ、花を持っているようだけど

???

花じゃないです。

花束

花束です。

!?

珍しいね。

確かに1万人にいるかいないか
だよね、、、

花束

はい

でも、そういう子って
専用施設『アトリエ』
にいるんじゃなかったっけ?

花束

えっと、、、

花束

逃げてきました。

え?

花束

........

花束

でも話したいのは、それじゃないんですよ。

花束

『アトリエ』にいた時もどうにも出来なかったんですが、

花束

先生もご存知の通り花束は、、、

花束

全ての花言葉を持っているので
全ての人を操ることが出来てしまう。

花束

だから、施設『アトリエ』に
入れてしまう。

花束

それが嫌なんです。
世界の決まりも
自分の能力も、、、

そっか、、、

決まりはともかく、なんで花束の能力が嫌いなの?

花束

それは、、、

花束

みんなから恐れられるからです。

花束

自分の能力が完璧すぎるからです。

花束

だから、、いっその事、人生を諦めたいんです。

花束

だから最後にここに来ました。

そっか、、、

僕は君を止めることが出来ないけど

一つだけ言えることがある。

完璧でもいいんじゃないかな?

この先のことは、君が考えればいい。

君の人生だ、君が決めることだ。

花束

っ........

花束

うぅ........

花束

うわぁーん、、、

花束

!?

逃げな、、、

ここを出て左へまっすぐ行けば、森に入る。

そうすると小屋があるはずだ。

そこのカーペットをめくると隠し扉がある。

とりあえずそこに隠れてて、

後で迎えに行くから

少女

ありがとうございます!

どういたしまして、(*^^*)

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