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走りながら耳を塞ぐ私
周りから見たら
ただのヤバいやつだろう
そう思いながらも
必死に走った
だが、それが
ある人に止められたんだ
莉央
その人物を見る為に
顔を上げる
そこに居たのは
及川さんだった
莉央
尚更泣けてきた
涙が零れている私に及川さんは
ひたすら黙って
手を引っ張るだけだった
莉央
及川徹
莉央
及川徹
及川徹
その優しい声に
私は
少し信じたくなってしまった
及川徹
及川徹
及川徹
及川徹
莉央
及川徹
今まで言えなかった事実が
この人には
言える気がした
莉央
莉央
莉央
莉央
及川徹
莉央
莉央
莉央
莉央
莉央
拳を握る私に
及川さんは言った
及川徹
及川徹
及川徹
及川徹
彼は眩しい笑顔を
私に見せた
莉央
莉央
及川徹
及川徹
私は改めて気がついた
及川さんのことは
信じられる
莉央
及川徹
莉央
私が今見つめている及川さんの顔は
真っ赤だった
及川徹
及川徹
その言葉に私はクスッと笑い
莉央
と答えた
及川徹
及川徹
及川徹
莉央
莉央
莉央
及川徹
及川徹
及川徹
蚊のようなちっちゃな声
でも、この言葉を私は
聞き逃すことなくきっちり聞いた
莉央
及川徹
莉央
莉央
及川徹
及川徹
と言いながら
顔を手で隠す及川さん
可愛いなと私は思った
莉央
及川徹
莉央