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あの事件をきっかけに。

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あの事件をきっかけに。

第2話 - あの事件をきっかけに。

19

2021年03月04日

#恋愛

ぷぅ

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安土杏華(あづちももか)

(よし、あと10分後に入学式だ。)

安土杏華(あづちももか)

(緊張するなー。)

安土杏華(あづちももか)

(それにしても、すごい騒がしいクラスだな)

安土杏華(あづちももか)

(やっていけるかな、私、、)

近藤先生(こんどうせんせい)

みんなー廊下に並べー

安土杏華(あづちももか)

(すごい緊張する、、)

近藤先生(こんどうせんせい)

おーい、早く並べー

近藤先生(こんどうせんせい)

遅れるだろー

安土杏華(あづちももか)

(先生大変そう、、)

近藤先生(こんどうせんせい)

あれ、三栖本は？

安土杏華(あづちももか)

(三栖本くんどこか行ってるのかな)

有村莉帆(ありむらりほ)

三栖本くんは保健室行ってまーす

近藤先生(こんどうせんせい)

何か体調が悪いのか？

有村莉帆(ありむらりほ)

お腹痛そうにしてましたー

近藤先生(こんどうせんせい)

わかった。それじゃ体育館に行くぞー

安土杏華(あづちももか)

(三栖本くん、大丈夫かな？)

近藤先生(こんどうせんせい)

出席番号順に並べー

ガヤガヤ

安土杏華(あづちももか)

(みんな静かにしないと、、)

近藤先生(こんどうせんせい)

おーい、静かにしろー

近藤先生(こんどうせんせい)

始まるぞー

櫛田教頭先生(くしだ)

それでは、これから令和○○年度入学式を始めます

櫛田教頭先生(くしだ)

姿勢、礼

着々と時間が過ぎていく

キーンコーンカーンコーン

櫛田教頭先生(くしだ)

これで令和○○年度入学式を終わります

櫛田教頭先生(くしだ)

姿勢、礼

安土杏華(あづちももか)

(ふぅ、一段落。)

安土杏華(あづちももか)

(三栖本くん大丈夫かな。)

安土杏華(あづちももか)

(様子見に行こう。)

コンコン

安土杏華(あづちももか)

失礼しまーす

安土杏華(あづちももか)

三栖本くんいますか？

有村莉帆(ありむらりほ)

涼太ー♡

三栖本涼太(みすもとりょうた)

なんだよ

安土杏華(あづちももか)

(この声、有村さん、、？)

有村莉帆(ありむらりほ)

初日から保健室だなんて、

有村莉帆(ありむらりほ)

悪い人ね

有村莉帆(ありむらりほ)

お仕置してあげよっか？

三栖本涼太(みすもとりょうた)

よせ、俺は別に仮病とかじゃない

有村莉帆(ありむらりほ)

もー♡お仕置してほしいくせに、、

三栖本涼太(みすもとりょうた)

いいって言ってんだろ？

三栖本涼太(みすもとりょうた)

早く教室戻れ

三栖本涼太(みすもとりょうた)

みんな心配するぞ

有村莉帆(ありむらりほ)

私はみんなより涼太の方が大事だよ？

三栖本涼太(みすもとりょうた)

元カノに言われる筋合いはないんだけど？

有村莉帆(ありむらりほ)

なんでそんな事言うのよ

安土杏華(あづちももか)

(なになになになに)

安土杏華(あづちももか)

(どういうこと？)

安土杏華(あづちももか)

(元カノ？有村さんが？三栖本くんの？)

三栖本涼太(みすもとりょうた)

俺はもうお前に興味無い

三栖本涼太(みすもとりょうた)

関わってこられるのも余計なお世話

有村莉帆(ありむらりほ)

そんな冷たくしないでー♡

三栖本涼太(みすもとりょうた)

グチグチうるせぇな

三栖本涼太(みすもとりょうた)

早く戻れ(怒)

有村莉帆(ありむらりほ)

もー。仕方ないなー

有村莉帆(ありむらりほ)

今回だけだからね！！

安土杏華(あづちももか)

(やばい、こっちに来る)

棚の後ろに隠れた

有村莉帆(ありむらりほ)

じゃあねー！涼太♡

三栖本涼太(みすもとりょうた)

はよ行け

有村莉帆(ありむらりほ)

はいはい

ガラガラガラガラ

安土杏華(あづちももか)

(ふぅ。まぁ私も帰るか)

安土杏華(あづちももか)

(三栖本くん元気そうだし。)

私は教室に戻ろうとした

その時、、

三栖本涼太(みすもとりょうた)

おい

三栖本涼太(みすもとりょうた)

誰かいるんだろ？

安土杏華(あづちももか)

(え？バレてる！？)

三栖本涼太(みすもとりょうた)

早く来いよ、誰だよ

安土杏華(あづちももか)

(これはどうしたらいいの！？)

三栖本涼太(みすもとりょうた)

おい！早く来いって言ってんだよ

安土杏華(あづちももか)

(い、行くしかないのか。)

安土杏華(あづちももか)

はい、私です。

安土杏華(あづちももか)

ごめんなさい、勝手に入ってきて。

安土杏華(あづちももか)

私教室に帰ります！

安土杏華(あづちももか)

元気そうでよかったです！

安土杏華(あづちももか)

失礼しました！！

私は扉を開けようとした

三栖本涼太(みすもとりょうた)

おい、待てよ

安土杏華(あづちももか)

な、何ですか？

三栖本涼太(みすもとりょうた)

お前俺と同じクラスだよな？

安土杏華(あづちももか)

そうですけど、、

三栖本涼太(みすもとりょうた)

それに、俺の近くの席だったくね？

安土杏華(あづちももか)

そうです。で？何ですか？

三栖本涼太(みすもとりょうた)

冷たいなお前。

安土杏華(あづちももか)

別にそんなことないです。

安土杏華(あづちももか)

(ただ緊張してるだけです、、)

三栖本涼太(みすもとりょうた)

お前名前なんて言うの？

安土杏華(あづちももか)

安土杏華です。

三栖本涼太(みすもとりょうた)

安土か

三栖本涼太(みすもとりょうた)

俺は三栖本涼太

三栖本涼太(みすもとりょうた)

よろしくな！

安土杏華(あづちももか)

は、はい。

三栖本涼太(みすもとりょうた)

早速さ頼みがあんだけど、

三栖本涼太(みすもとりょうた)

聞いてくれない？

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ぷぅ

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