瞳 の 奥 の 花

やっぱり 最上階は良いな ~ 、 町中 見えるし、心地いいし 。

… 町と言っても 、 殆ど 田畑と山くらいしか無い所だけど 。

ぴったり4時半 … 。 そろそろ 夕飯の買い出し行かないと 、

面倒臭い …

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ … ﾋﾟｼｬｯ （ 戸 閉

料理なんて 何ヶ月ぶりだろ 、 最近はずっと 冷凍食品だったし …

ｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻｯ

茂みの方から音がした気が …

ｶﾞｻｯ

えっ 、人 ? ! でも … なんか変 、 ?

ｸﾞｲｯ（ 引

ﾋﾞｯ （ 切

何 、何事 ! ? … ってか 、この人 、今俺の事 庇って … 耳から血が …

何かが 、この人の後ろにいる

何だあれ、明らかに人じゃない まるで…

妖怪みたいな…

ｺﾞｫｫｵｫｯ …

何あれ … !? 陣 、?

ﾋﾞｼｬｧｧｱｯｯ（ 雷

ﾊﾞﾀﾝｯ

…

…起き…

しっか…り…

ｽﾞｷｯ

（ ｽﾄﾝ

何なんだこの人は … ずっと 笑顔だけど 、なんか怖い …

と言うか 、ずっと両目を瞑ってるけど … 何かの病気なのかな

そんなものが実在していたなんて … 信じ難いけど 、さっきのを 見てしまったからには 信じるしか無いか …

ただの花好きのバカか … ?

そう言うなおきりさんの声は 、 どことなく 悲しげで 、 それでいて 嬉しそうにも聞こえた 。

まぁ あんな雷浴びたら どんなにやばい妖でも死ぬよな …

話に夢中で気が付かなかったけど 、 頬にも 、手の甲にも酷い傷がある …

何故 、そんな事を言うのか

なおきりさんが悪い訳が無いのに

どうして …

どうしよう 、呼び止めるつもりなんて 無かったのに

… 俺なんかが 、言っていい事 じゃないのに

… でも …

（ 頭撫

… あれ

どうして俺は泣いてるんだろう

言って 、良かった

目が覚めると 、もう夕方になっていた

数時間眠っていたのに 、なおきりさんは 俺の隣に居てくれて …

俺はなおきりさんの腕の中で 眠っていたそうで …

寝てる間もずっと 泣いていたらしい 。

（それのせいでなおきりさんを 酷く心配させてしまったが … ）

ﾎﾞｽｯ

なんか色々やばい1日だった …

それにしても 、不思議な人だった

綺麗な笑顔の奥底にある 消えない苦しみを 、 いつか俺も … 分かち合いたい

如何でしたでしょうか ?

妖祓い屋の不思議な青年と 何処にでも居る普通の大学生の ちょっぴり切ないお話です

物語を早く進展させる為に こじつけなシーンもあったと思いますが、 暖かい目でご覧下さい(>_<)

恐らく 更新は毎度遅くなると 思いますが、その代わり 出来るだけクオリティの高い作品を 提供したいと思っております(_ _)

最後に 、この物語の設定を ゆるくですが解説しようと思います。

最初に🎸彡の説明をさせて 頂きます 。

🎸彡は普通の大学生です。 大学生活に飽き、適当な理由を 付けて大学をサボっています。

寮生活に飽き飽きして、 今は田舎の家賃の安いマンション に引越して、のんびり暮らしています。

🌷彡と出会うまで、自身が 妖を見る事が出来ると知りませんでした。 過去に変なものを見た事はあっても、 全て 見間違いや夢とばかり 思っていました。

次に、🌷彡の設定です。

🌷彡は普通の家に生まれました。 その為 家族は誰1人妖が 見えませんでした。

幼い頃の🌷彡は、頻繁に 妖を目にしており、 ある日思い切って母親に 妖が見える事を告白します。

ですが母親は🌷彡を叩き、 「気持ちが悪い」「二度とそんな事を言うな」 と叱りました。

その後も、🌷彡は 妖が見えるだけで友人や 先生にまで 気味悪がられ、避けられ、虐められました。

今も、時々 昔の同級生に 石をぶつけられたり、川に落とされたり しています。

ですが🌷彡は それにまったく抵抗せず、 されるがままです。

その理由は、昔から絶えず 虐められていたせいで自身の事を 完全否定する様に なってしまったからです。

🌷彡は、自身を虐める人が 言う事･やる事を正しいと 感じており、 心がボロボロな事に気付けていません。

ちなみに、身体もアザだらけで傷だらけ。 それが他人にバレない様に、年中 長袖を着ています。 🌷彡の半袖姿･裸を見た人は 誰1人居ないそう。

…と、こんな感じです。

ここまで見て下さり、有難う御座いました。

続きは♡500で書こうと 思います。

また次のお話でお会いしましょう。