あけおめ

黄赤多め 赤愛され ちょっと病み 通報×

新年一発目の作品

今年も1年が明けてしまった

喜ばしいことだけど

俺にとっては、どんどん不安な気持ちが 大きくなるだけ

将来どうすべきなのか

これからどう生きたいのか

考えても答えが見つからないまま

1年が終わりまた新しい1年が始まった

最悪だ、

こたつに入りながらごろんと寝転がっている愛しの赤に近づく

つい先程年が明けて うるさいグループラインをぼぉっと 見つめている赤

返信していないらしく、 他のメンバーは心配反面、いつもの ように寝ているだろうと思っている

なんて言葉が聞こえ、 つい大きな声をあげてしまう

案の定うるさかったらしく 小さな手を耳に当て顔を歪ませる

やっぱり熱がある

それに少し高め

曖昧な返事で返す これは確信犯だな

そしてグループラインに 文字を打ち込んだ

いつもの倍気持ち悪い赤の接し方に 若干引いてしまう

赤は怒る気力すらなく、 弱々しく返事をする

いつもは甘えない激レア赤が見れる場面

でもデレデレしている場合ではない

辛そうになんとか体を起き上がらせて

腕を伸ばし、僕に抱っこを求めてきた

抱っこすると、嬉しそうに笑う赤

この姿には桃くんもこの様子

突然赤が頭を強く抑えて呻き出した

これはよくあることだ

だからいつものように頭を撫でてあげる

でも今日はちょっと駄目みたい

ベットに寝かせようと思い、 ドア近くにいる桃くんに頼む

買い出しを終えた紫橙が家に着き 買ってきたものを机に並べている

俺たち以上に赤といる時間が長い黄に しか赤を宥めることは出来ない

さすが料理人 小さな鍋を見てみれば美味しそうな お粥があった

滅多に見れないアイスを取ろうとした時 上から誰かにアイスを取られた

ママに怒られ、俺は大人しく座る

数分後、ドアが開かれ 若干疲れた顔をした黄がやってきた

青が思い出したかのようにキッチンに 走っていく

黄くんも着いて行って 冷蔵庫に入れていた

赤が起きたら大変だ

そう言って少しふらつきながら 歩いていく黄の腕を掴む

青も同じように反対の腕を掴んでいる

少し2人の顔を見てから ソファに座ろうとした

目を開けたら誰も居なかった

きっとなにか取りに行っているだろうと 理解出来たつもりなのに

体調が悪いせいか、 気持ちも悪くなってきて

また不安な気持ちが溢れて

手が震えて、上手く息が吸えなくて

吐き気が俺を襲い

耐えきれず、その場に出してしまった

すると扉が勢いよく開いた

どうしよう、怒られちゃう、

体が浮いたかと思えば、紫ーくんが勢いよくベットのシーツを取り外していた

そして橙くんが洗濯機へと走って行ってしまった

また迷惑かけちゃった

その後気絶したみたいで 気づいたらベットにいた

みんなが心配そうに見ていて、 俺は飛び起きてその場で頭を下げた

申し訳ない気持ちが溢れて みんなの声が聞こえない

みんなの言葉が暖かくて、 上手く受け取れない

頬をむぎゅっと捕まれ 嫌でも目を合わせられる

隣にいる黄ちゃんに勢いよく 抱きつかれる

そう思ったら視界がぐらっと傾き いつの間にか腕枕されている

数秒後に寝かされたのだと理解した

そう言ってみんな部屋を出ていった

静かになったことで 自分の息が荒いことに気がついた

いつも使ってるものが黄くんの手の中にあった

棚に隠していたのに、よく見つけたな…

静かに細い腕に線を増やす赤

見ていて苦しいけど

それ以上にもっと赤は 苦しい思いをしている

だから無理に辞めさせることは出来ない

鞄から包帯を取り出す

すると背後から小さく声が聞こえた

今日はお揃いのパーカーを着ていて

僕は黒色、赤は白色のもの

捲っていた袖が落ちてきて 見事に血が着いてしまっていた

そう言って大きな瞳に段々と 涙が溜まっていく

すぐにレスキュー隊が駆けつけ

そう聞いて、少し安心したように 目を細めて笑う赤

いまの顔最高に可愛い…

そして少し大きめの服を着ている赤が いつもより何倍も可愛い

もぞもぞと僕の方に近づき、 顔をじっと見つめる赤

わかってるけど意地悪したくなっちゃう

赤はむすっとしながら ぼそっと口に出す

新しい1年が始まって不安になる赤くんに黄くんだけはわかっている感じなのを書きたかった 意味わかんなかったらごめん

今年もよろしくお願いします！！！