君と一緒に“旅”をして
近所のお祭りなんかに行ったりもして
ボク
ほんとに、色々あったよね
ボク
いつも朝にあの公園で集合して……
ボク
帰る時も、あの公園に帰ってた
ボク
お母さんに嘘つくの、大変だったなぁ……
ボク
“旅”した町の人に話しかけられたこともあったよね
ボク
姉弟とか迷子って思われたこともあったっけ
ボク
お祭りの日も、こっそり2人で家を抜け出して……
ボク
あのソーダ、美味しかったよ
ボク
また、2人で飲みたかったなぁ……
今までのことを思い出しながら、 誰もいない道を歩く
ボク
……会いに行くの、遅くなっちゃってごめんね
ボク
ボクのこと、もう忘れちゃってるかな
ボク
……思い出してくれてるといいなぁ
ボク
ボク、何かある度に思い出してたよ
ボク
あの日からずっと……ずっと君のこと考えてた
ボク
……
ボク
…………
ボク
……っ……
ボク
っ……ぅ……
ボク
……君のいない、人生なんて……
ボク
お父さんはいないし、お母さんも愛してくれないしっ……
ボク
君はずっと、ボクの心の支えだったのに……
ボク
なんで、いなくなっちゃったの……?
ボク
こんな人生、もう散々だよ……!!
ポロポロと、涙が溢れてくる
君がいなくなってから、 初めて流した涙
ボク
ずっと……ずっと辛かったんだよ……?
ボク
辛いことばっかりで、ボクもうボロボロだよ……
ボク
ねぇっ……
ボク
また一緒に旅しようよ……
ボク
ずっとそばにいてよ……!
ボク
ずっと、一緒にいよう……?
ボク
君も、1人で寂しかったよね
ボク
痛かったよね、辛かったよね……
ボク
っ……ボクのせいで、ごめんね……
ボク
今から、会いに行くから……
ボク
また、一緒に旅に出よう……?
涙を拭いて、改めて空を見上げる
ボクらが出会った日と同じ快晴
君が死んだ日と同じ、快晴だ
ボク
……今いくよ
きっと今、ボクは今までで一番 笑顔になれてる
ボク
バイバイ
君のいないこんな世界とさよならして
君のいる、青空の世界へ
君と、何回だって──
快晴のバスに乗る






