まふまふside
今日からしばらく、休みだ。
僕は、この城の中での、 少ない友人の元に向かった。
まふまふ
まふまふ
まふまふ
引き戸の前から、声をかける。
うらたぬき
センラ
まふまふ
僕は引き戸を開け、部屋に入る。
この二人、うらたさんとセンラくん。
彼らは、茶道家だ。
流派は、裏千家。
僕はいつも、 彼らが立ててくれる お茶を飲みながら、
話や、 名前の知らない気持ちについて、 聞いてもらっている。
「罪悪感」を教えてくれたのも、 この二人だ。
うらたぬき
まふまふ
まふまふ
まふまふ
僕は、胸をさする。
うらたぬき
センラ
センラ
センラくんが、身を乗り出してくる。
まふまふ
まふまふ
言いなれない言葉に、 口がむず痒くなる。
僕は、口を乱暴に擦った。
うらたぬき
まふまふ
まふまふ
どういうことなんだ…?
僕は………
頬を、暖かいものが伝う。
センラ
まふまふ
僕、泣いてるの……?
なんで……?
勝手に、涙が出る。
うらたぬき
まふまふ
口から、乾いた笑いが漏れる。
まふまふ
まふまふ
まふまふ
敵だもんね。
まふまふ
暗殺者だもんね。
………叶わないんだ。
まふまふ
うらたぬき
うらたさんが、ぎこちなく頷く。
まふまふ
まふまふ
センラ
センラ
センラ
まふまふ
センラ
まふまふ
うらたぬき
今度は、 うらたさんが身を乗り出した。
まふまふ
うらたぬき
うらたぬき
まふまふ
まふまふ
センラ
まふまふ
うらたぬき
うらたさんは、 ぱっと表情を明るくする。
それとは反対に、僕の心は暗くなる。
僕とそらるさんじゃ、 身分が違いすぎるよ。
やっぱり、僕の初恋は、叶わないよ。
でも、そらるさんを好きって知れて、良かった……
今は、辛いけど。
まふまふ
まふまふ
まふまふ
うらたぬき
センラ
まふまふ
そうは言ったけど、
告白する勇気は、
無かった。
まふまふside
整備に出していた短刀が 出来上がったと、 96ちゃんから伝言が来た。
96ちゃんは、この城で雇われている、武器屋の娘だ。
武器を作る腕は、 この国でも最高だと評判が高い。
まあ、 本人は武器作りが好きなだけで、 雇われたかったわけじゃないみたい。
ご主人様に敬語を使わない人なんて、96ちゃん以外に見たことないもん。
忠誠心なんて、 これっぽっちもないって 言ってたぐらいだし。
それでも処罰を受けないのは、 それほど彼女が優秀だからだろうな。
彼女の武器は、 使う人に合った形とか、 考えられて作られている。
僕も、彼女の武器が大好きだ。
まふまふ
僕は、廊下を左に曲がる。
向こう側から、武士が歩いてくる。
武士は、僕に気づくと、 軽くお辞儀をした。
まふまふ
そして、その武士とすれ違う瞬間。
ダンッ!!!
僕は、武士の進路を塞ぐように、
血まみれのままの短刀を、 壁に突き刺した。
武士の目が泳ぐ。
武士
僕は武士の目を覗き込む。
まふまふ
まふまふ
まふまふ
どうも、ノンカフェインです!
裏千家の2人、96猫さんに 登場してもらいましたー!
ちなみに、 裏千家という茶道の流派は、 本当にあるものなんです!
千利休とかが、そうですね。
さあ、ちょっと歴史の勉強です!
せっかくなんで、そらまふの2人に 教えて貰いましょう!
まふまふ
そらる
まふまふ
そらる
まふまふ
そらる
そらる
そらる
まふまふ
まふまふ
そらる
まふまふ
そらる
まふまふ
まふまふ
そらる
そらる
まふまふ
そらる
そらる
まふまふ
まふまふ
そらる
まふまふ
それでは、そろそろ終わりましょう! ここまで読んでくださって、
ありがとうございました!
コメント
8件
もも どういたしまして〜!まふくんカッコよく書けてた!?ありがとう!
え…まふくんカッコよ!! 歴史教えてくれてありがとう(´;ω;`)
チョコチップさん 嬉しいです!イラストにしたら、かっこいいだろうな〜って思いながら書きました笑