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つな大福
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俺が一目惚れしたあの人は ある日突然、傷が増えた 不意にこぼれた『大丈夫?』という言葉に、 君はひどく泣きそうな顔で笑った
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家の事情で引っ越して来たのはいいけど、 高校は遠いわ、人数もめちゃくちゃ多いし、 さっきから歩き回ってんのに見つからない。
人に聞こうにも、すれ違う生徒たちはみんな急ぎ足で、なんとなく声をかけづらかった。 どうしようかと立ち止まった、そのとき。
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不意に後ろから小さな声がした
振り返ると、そこには1人の男子生徒が立っていた。
けれど、最初に目に入ったのは“男子”だとかそういう情報じゃなかった。
白い肌。 伏せがちなまつ毛。 少し眠たそうにも見える、静かな目。
春の光がその横顔をやけにやわらかく見せていて、ひろは一瞬だけ言葉を失った。
綺麗だ、と思った。
男相手にそんなことを思ったのは、たぶんあれが初めてだった。
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情けない返事をしたひろに、その子は少しだけ目を丸くしてから、手元の校内地図を覗き込んだ。
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それだけ言って、彼はひろの少し前を歩き出した。
初投稿 『放課後、君の傷に触れる』 下手です大目に見てください!! next→♡200