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吉凶は糾える縄のごとし。
––– 孫楚
職員室前
夜彦
雫
僕は水鏡さんに背中を押されて 職員室へ足を踏み入れた。
夜彦
教員A
教員A
夜彦
教員A
夜彦
僕は説教されなかった嬉しさを 押し殺しながら職員室から出た。
夜彦
廊下で待っていた筈の彼女の 姿はどこにもなく 静寂な廊下が続くだけだった。
夜彦
正門前
夜彦
正門前へ戻るも、約束の1時間は あまりにも長く虎走さんの姿は 見当たらなかった。
夜彦
あまりにもノープランで 思わず顎に手を当てて 探偵のような立ち姿で頭を 悩ませていた時だった。
「スミマセーン」
夜彦
背後からカタコトの日本語で 呼び止める声が聞こえ 振り向くとそこには凄く 鍛えられた肉体の外国人がいた。
夜彦
筋肉外国人A
夜彦
あまりにもネイティブ ではなさ過ぎる発音に 精神が削られそうになりながらも 僕は外国人へ話しかけた。
筋肉外国人A
と謎にテンションがブチ上がった 筋肉外国人は僕の下半身を掬い上げ まるでベランダに布団を干すような 体勢にして右肩に乗せると そのまま勢いよく走り出した。
夜彦
夜彦
だが僕の言葉は通じず 僕はされるがまま になってしまった。
街中
突如、謎のゴリマッチョに 誘拐されてどのくらい経ったか。
僕は街中で見せ物状態に なりつつあった。
僕は必死に周囲の人へ助けを 求めたが、何かの催しだと 思ったのか笑われるか、 撮影をされるかの2択だった。
最初はデジタルタトゥーは こうしてできるのかと嘆いていたが 次第に冷静になり状況整理が できるようになっていた。
夜彦
夜彦
夜彦
夜彦
夜彦
夜彦
などゴチャゴチャ考えていると 僕の背後(ゴリマッチョ的には 正面)で聞き覚えのある声が 聞こえた。
「あー‼︎こんな所に 数量限定の上半身筋肉 専用プロテインがぁ‼︎」
筋肉外国人A
ゴリマッチョは突然英語で 大声をあげると僕を 道端へポイッと放り投げ プロテインの元へと走って行った。
夜彦
夜彦
久遠
夜彦
久遠
久遠
夜彦
夜彦
久遠
僕は運ばれる前にゴリマッチョ の話していたことを考察含め 話してみせた。
久遠
久遠
夜彦
久遠
夜彦
夜彦
久遠
夜彦
夜彦
久遠
夜彦
すると虎走さんは 地面に落ちていたアルミ缶を 拾うとゴリマッチョが走って 切り拓いた道めがけて 投げてみせた。
すると
「あだッ‼︎」
とまたしてや聞き覚えの ある声が誰もいない空間から 聞こえてきたのだ。
夜彦
すると空間にノイズが現れ “その正体”が分かった。
雫
夜彦