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彩香
転生…してるんですっ
無一郎
…は？
無一郎
君は何を言っているのかな
予想通りの返しだ
だけど、今の状況を言葉で言えるのならこの言葉しか思いつかない
彩香
し、信じてもらえないと…思いますが
無一郎
君、頭でも打ったんじゃない？
無一郎
急に転生だとか…やっぱり蝶屋敷に行った方がいいね、明日連れて行ってあげるよ
彩香
いや！違うんですっ
彩香
わたしの話を聞いてくださいっ
無一郎
聞いてるから心配してるんだよ
彩香
だからっ！
無一郎
…はぁ…
無一郎
分かったよ、信じないけど
彩香
は、はいっ…ありがとうございます
わたしは事の経緯を話した
前世は病気で…前世の名前や彩香さんとは違う人格だと
無一郎
君と…彩香が違う人格？
無一郎
何を言っているのかな
彩香
わ、わたしも分かりません…っ
彩香
だけどっ
無一郎
信憑性のない言葉言ってて楽しい？
彩香
…っ
彩香
だけどっ！
彩香
わたしは…っ！
彩香
前世は、死んでて！
彩香
突然…っここに…いてっ…
彩香
何がなんだか分からなくて…っ
話しているたびにわたしの目元には涙が溜まっていく
見限ったのか時透さんは
無一郎
…はぁ…分かったよ
無一郎
少しだけ信じてあげる
彩香
…！
彩香
ほ、本当…ですか？！
無一郎
うん、流石に泣かれると面倒臭いし
彩香
ぅっ…
これは時透さんに信じてもらうまで時間がかかるかもしれない
無一郎
だったら、もう呼吸は使えないってこと？
彩香
た、多分…っ？
彩香
ていうか、その呼吸っていうの…なんですか？
無一郎
はぁ…それも話さないといけないんだね
彩香
す、すみません…
無一郎
技の出す時に必要なものだよ
彩香
技…？
急に時透さんが漫画みたいな事を言うのでわたしは戸惑った
彩香
と、とりあえず、技を出す前の…準備みたいな？
無一郎
まぁ…そんな感じだよ
無一郎
これでいい？
彩香
あっ…はい！
彩香
ありがとうございますっ
無一郎
…後は？聞きたいこと
彩香
いえ、今の所は…
無一郎
そう
無一郎
だったら早く帰るよ
彩香
は、はい…！
だけど、何だかんだ教えてくれたりはするので良かった
彩香
はぁーっ…
彩香
つっかれたぁ…っ
今日は一日中体を動かしたので足の所がヒリヒリする
彩香
ぁいたた…
彩香
…っ
今は、雫ちゃんは何をしているのかな
やっぱり…もう、寝ているのかな
彩香
わたしも…お風呂入ったし…
彩香
…おやすみなさい…
雫
…っ
雫
紗奈…っ
雫
うぅ…
雫
…
ｻﾞｸｯ
雫
…ぁっ…
雫
ぅ…っ
雫
ぐっ…
ﾊﾞﾀﾝｯ
雫
はぁっ…
雫
ぅ…
ダッダッダッ
雫
…
…
可哀想…に
？？？
本当に可哀想…
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