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私の帰る場所は…

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私の帰る場所は…

5 - 第5話 みんな同じ気持ち

♥

46

2023年12月28日

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こんばんは!

第5話?ですね。

なんか見てくれている人も少しずつ増えて来ていて、すごく嬉しいです!
フォローしてくださった方ありがとうございます(*´ー`*)

ではスタート!

翔said

ふぅ…

俺、今日は特に用事ないんだよなぁ…

(何しよ…ゆき最近新しいゲーム始めたって言ってたし…)

(それやってみようかな)

(できるようになったらゆきと一緒に配信とかで出来るだろうし)

  

…ゆき…か…

(あいつ…本当に大丈夫なんか…?)

  

(ていうか…ゆきはなんで大学に1年遅れて行ったんだろう…)

ゆきが俺を助けてくれて、行く場所もなくしばらくゆきの家で暮らしていた時

19歳のゆきな

そう言えば、翔は大学行かせてもらってないって言ってたけどさ、

19歳の翔

うん

19歳のゆきな

大学行きたい!とかはないの?

19歳の翔

んー…どうだろう…

19歳のゆきな

就職とかで大学って大事になってくるしさ?

19歳の翔

ゆきなは行ったほうがいいと思う?

19歳のゆきな

私かぁ〜…
どうだろう…

19歳のゆきな

大学に対して「こうしたい」っていう目標だったりがないなら
別に行かなくてもいいんじゃないかな…

19歳の翔

目標…

19歳のゆきな

大学に行くが全てじゃないって私は思うニコッ

19歳のゆきな

とか言ってる私も今は大学行ってないんだけどねニコッ

19歳の翔

そうなの?笑

19歳のゆきな

うん、でも「今は」だから…

19歳のゆきな

来年までお金稼いで余裕持てたら行くつもり。

19歳の翔

そーなんだ…?

(その時から思ってたけど…)

(ゆきほどの学力があるなら受験に落ちる…なんてことは無いと思うけど…)

(ゆきなに今夜聞いてみるか)

)じゃあいつまで聞けばいいんですか⁉︎

あれって…ゆきの声?

喧嘩…か?な訳ないか

見に行くか…

  

  

チラッ

(あ〜…電話か…でもなんでそんな怒鳴ってんだよ…)

ゆきな

育ててもらったことには感謝しています。
お母さんがここ半年、毎月100万私の口座から引き落としてることも知っています…

(は…?100万?お母さんって言ってたし相手は親だよな…)

(引き落としてるってことは勝手に?)

ゆきな

だから私は口座をロックしたんです。

ゆきな

お母さんに呼び出された時はすぐに手伝いに行っているはずです。
生活してきたお金だって返したはずです。

(生活してきたお金を返す…?)

ゆきな

それでもまだ…言う通りにしないといけないですか…?(辛い顔)

(ッ…ゆき…辛そう…)

(いくら親でもゆきの意思がある以上は従わないといけないわけじゃない…)

ゆきな

私の“本当の親”でもないのに

………

(は…はい?)

(本当の親じゃないって…じゃあゆきは…)

ゆきな

ビクッ(手が震える)

(ッ…ゆき…)

ゆきな

ッ…(泣きそうな顔)

ゆきな

ごめん…なさい…(涙目)

(え…?ゆき?親の意見呑む気?)

(あー…もう…)

タッタッタッタッタ

ゆきな

わかり…ましt))

ガシ(ゆきなの携帯を取る)

ゆきな

え?ちょっ!ちょっと待って!

もしもし?

もしもし?

ゆきなのお母さん?

は?誰お前

初対面にお前呼びは無いと思いますけど

ゆきなのお母さん?

誰だっつってんだよ
あいつと今は喋ってんだからさ、急に変わんないでくんない?

誰って、ゆきなの友達ですけど?

ゆきなのお母さん?

友達?はぁ…また変な友達作ってるのね。

ゆきなのお母さん?

まぁそれはどうでもいいけど、
さっさとあいつに変わってくれない?

ゆきなのお母さん?

どこの誰かもわからないようなあなたと話す内容なんてないでしょ?

俺が話さないといけないほどゆきなを追い込んでいたのは誰ですか?

ゆきなのお母さん?

追い込む?笑
私のどこが追い込んでいるように見えたのかしら

ゆきなのお母さん?

あいつが過剰に被害者ヅラしてただけじゃない?

ねぇ…もういいよ、返して💦)ゆきな

押して圧で了承を得ようとしてるようにしか見えませんでしたけど?

ゆきなのお母さん?

そう?それは心外ね

ゆきなのお母さん?

私はただ、私が正しいと言うことを言っていただけよ

ゆきなのお母さん?

あいつも返せって言っているんだし、そろそろ変わってくれない?
私も用事があるんだけど

嫌ですね
今返すわけにはいきません

ゆきなのお母さん?

はぁ…めんどくさっ…

ゆきなのお母さん?

じゃああいつに
「口座のパスワード送っとけ」って言っといて

ゆきなのお母さん?

それだけ

ゆきなのお母さん?

通話終了

通話
24:43

ゆきな

ッ…

ん…切れたぞ(スマホを渡す)

ゆきな

プルプルプルプル(手が震えてる)

ゆきな

(スマホを取る)

はぁ…

  

あまり親の言いなりになるなよ…?

まぁ

親…じゃないか…
”あの人の“だな…

ゆきな

ッ…!

ゆきな

…どこから…聞いてたの?

(声、震えてる…まぁ無理もないか…)

ゆきが怒鳴ってたところから…かな…

ごめんな…ゆきが聞かれたくないこともあったかもだけどさ…

ゆきな

ゆきな

ほ…本当だよ…ボソッ(苦笑)

ゆき…

聞いてもいいか?

ゆきな

今はあまり聞かないで欲しいかなぁ…(苦笑)

今は?じゃあ…今夜?

ゆきな

そおいうことじゃなくて…(苦笑)

ゆきな

今聞かれても翔に話せることはない…かな…

ゆきはさ

ゆきが俺たちに言ったこと覚えてる…?

  

「私は誰かを救えるほど偉大な人間じゃない。」

「だけど目の前にいる人は救ってあげたい。」

「でも、目の前にいる人すらも全員救えるわけじゃないし、
救うことを批難される場合もある。」

「私が辛い時、誰も助けてくれなかった。」

「だから、せめても私が関わっている人には、辛い思いをして欲しくない。」

「心から笑っていてほしい。」

「辛いなら、その心も状況も何もかも、根本から救いたい。
うんん、絶対…」

「救う」

って…

ゆきな

ッ…

今、俺たちが何気ない日常を送ってるのは、
ゆきが俺たちのことを救って、助けてくれたからだよ

ゆきが目の前にいる人を救いたいって思っているように

俺も、他メンも、
ゆきが俺たちを救ってくれたように

“ゆきなを救いたい”って思ってる

過去に何があったのかは知らない

今は話せないって言うなら、話せるようになるまで待つから

だからいつか、そのゆきを苦しめてるものをさ…
俺たちにお裾分け…しろよ…?

  

ゆきな

…いつか…ね…?ニコッ

ッ…

そうやって無理に笑うのも…な?

ゆきな

ッ!

フッ笑

気づかれてないとでも?笑

作り笑いしてた人間が、作り笑いしてる人見て
気づかないわけないだろ?笑

ゆきな

…さすが…だね

まぁ…別に作り笑いって癖だからな…
しゃーない部分もあるけどさ…

ゆきのおかげで今笑えてるからな…

俺がゆきを心から笑顔にする

絶対に

だからゆき、それまで待ってて

ゆきな

うん…

ゆきな

待ってるニコッ

  

ゆきな

まぁ…こういう空気は一旦置いといて、

ゆきな

翔はこの後どうするの?

フッ笑
急に雰囲気変わるじゃん

俺は家に帰って、Tenurtの練習時間になるまで自主練するつもり

ゆきは?

ゆきな

んー…どうしようかな…

ゆきな

レコーディングしに行こうかなって思ってたけど、随分遅くなっちゃったし…

じゃあ大会も近いし練習するか?

ゆきな

んー…でも翔、自主練しようと思ってたんでしょ?

ゆきな

それは申し訳n((

はい。俺の家行くぞー(ゆきなを引っ張る)

ゆきな

え⁉︎なんで翔の家⁉︎待って待って待って!

翔の家now

はい、じゃあ練習始めるか

ゆきな

…なーんで翔の家?

え?笑
いいじゃん、どうせ階が違うだけで同じマンションなんだし

ゆきな

いいけどさぁ…

はいはい、細かいことは気にしない

ーーーーー、

ゆきな

ーーーーーー?

ーーーーーーーー…??💦

ゆきな

ーーーーーーーーーーーー!

俺もわからない。なぜゆきなを家に連れて来たのかなんて…

きっと色々な気持ちがあると思う。 一人で泣いてほしくない。傷ついて欲しくない。悩んでほしくない。

そんな気持ちが入り混じった中で、ただ今は

ゆきなを一人にしたくない

172タップお疲れ様でした!

今回”も“多いですね

いつもストックさせてから投稿しているんですけど、ストックがなくなったので
次出すのはしばらく後かと思われます!

Thank you for reading!

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