この作品はいかがでしたか?
1,150
この作品はいかがでしたか?
1,150
カチャッ
器と器のぶつかる音と,耳に響く 心地よい音楽。
PM.5:32
hr
少し緩いネクタイを締めて, 熱いブラックコーヒーを一口。
カラン カラン…
et
hr
少し重そうなスクールバッグを下ろして
メニュー表を手に取るのは 俺の友達で___好きな人のetさん。
et
hr
etさんの前で,ブラックの珈琲を 波うたせると,etさんは少し眉間に皺を寄せた。
et
hr
「わけわからん」と沸々独り言を喋っている etさんを横目に,珈琲に反射する 自分の顔を見た。
hr
珈琲の熱のせいか、それとも_____
et
hr
etさんとはカフェで知り合って, 毎週金曜日に一緒にテーブルを囲んで雑談するぐらいだから
同じ学校でなければ,幼馴染とか そういう特別な関係でも無い。
_____君はそれを,望んでいない。
et
hr
et
少しからかってみると,etさんは体を 前のめりにして不満そうに口を開いた。
hr
____そんなところも愛おしく思う。
et
hr
「まだ何も頼んで無いのに」と引き留めるように 呼びかける。
et
hr
カラン カラン…
君がいなくなった後,俺の前に空いた空席。
一人で使う分にはもったいない広さのテーブル。
___まだ熱を持った珈琲を一口。
hr
テーブル横に置かれた,角砂糖とコーヒーフレッシュ。
俺はそれを手に取って,角砂糖を2個と コーヒーフレッシュを一つ
黒い沈みに落とした。
今回のお話を簡単に要約しますと
「好きな人の前では大人振りたいhr君」
です。
hr君は甘党なので,その甘党を活かして 書きたいなって思って
成り行きで書きました! 今回のお話,めっちゃお気に入りです✨
コメント
14件
尊いッッ✨hrくん甘党ってところが王子っぽくて可愛い(笑)短編なのに話が深いの凄いなぁて思いますッ
ん〜..尊いです....The恋してる男演出してる感じ凄いです!!!