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ぁぁぁもうほんとに塾の帰り道に泣かせんのやめてよぉぉぉ((自業自得 文章うますぎるんだけどなんでぇぇぇ 最後まで絶対見る
最後まで見るから、どうかハピエンで終わって…(泣)
シクフォニグループ(6)
すち
LAN
いるま
こさめ
すち
いるま
すち
すち
LAN
こさめ
すち
すち
みこと
すち
すち
こさめ
すち
LAN
LAN
LAN
LAN
いるま
すち
すち
みこと
こさめ
LAN
LAN
通話
00:00
俺はひまちゃんのよこで、
スマホに大きく映された通話ボタンを押した。
すち
思ったよりも、俺の声は震えていた。
こさめ
すち
すち
みこと
みことちゃんの息を飲む音が聞こえた
彼の顔が想像できた。
きっと少し複雑な気持ちなんだろう。
LAN
LAN
すち
奇跡、だ、と
いるまちゃんがつぶやいた。
そう、これは奇跡であった
ひまちゃんが生きてきた
何年にもわたる不治の病が
まだ命の灯火が消えていない
その前に治療法が見つかったのだから
みこと
みこと
そうやって涙交じりにこぼす みことちゃんの声が
きっと俺ら全員の涙腺を ゆるくした。
すち
LAN
すち
いるま
絶望まじりなその声に
俺は一瞬、話すべきかを躊躇した
が、これ話さなければならない
彼の生死を決めるから
俺は、それを一息で話すために
大きく息を吸って、口を開いた。
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
今このままだと、
ひまちゃんは数日後
安らかに息を引き取る。
そして今手術を決断したら
ひまちゃんはまだ
俺らと生きれる。
が、失敗したら
苦しい思いをして
息を引き取る。
俺らにとってそれは、
究極の選択であった。
苦しいか、生きれるか、 安らかに眠ってしまうのか
ひまちゃんのためには 時を待つ方がいいのだと思う
でも、やっぱり…
LAN
すち
LAN
LAN
いるま
LAN
LAN
LAN
みこと
みこと
LAN
らんらんのその発言に、
通話に一度沈黙が流れた。
LAN
LAN
LAN
LAN
LAN
LAN
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LAN
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LAN
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LAN
LAN
LAN
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LAN
LAN
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LAN
らんらんはここまで、
泣き出しそうな、
苦しそうな声で
そう言った。
いるま
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
みこと
みこと
すち
みんなは、そう言って電話越しに鼻をすすった。
暇ちゃんもきっと、
まだ俺らといたいはず。
“ありがとう”そう言えば、
みんなは
“なつのことを任せた”
と声を揃えて言った。
その時、
俺は溢れんばかりに涙をこぼした。
その希望が、
そして奇跡が、
現実になりますように。
俺らは願った。
心から、そう願った。
俺は任された。
みんなから。
ずっと一緒にいると
約束したあの日を思い出して
決意をかためた。
そして、
最後に彼を
優しく抱きしめた。
“ありがとうー…”
計185タップ、 お疲れ様でした。
ここまで読んでくれた皆様 本当にありがとうございます。
ここから最後まで、 1話の内容量が多くなりますが
最後までお付き合いいただけると幸いです。
いつも通りコメントや感想は しっかりと返信するつもりですので、 たくさんいただけると嬉しいです。
本当にここまでありがとうございました。
by七瀬 満