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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ゆいん

泣きたいときに泣いていいからね。

そう言ったら、恋白くんは大声をあげて泣き出した。そうとう辛かったんだろうなって思ったら、私も泣きそうになった。

もし恋白くんの周りの子が笑わなかったなら、寄り添ったなら、 恋白くんの運命は少し変わっていただろうに。

環境は、人も、人の運命をも左右する。

恋白くんは今まであまりよくない環境におかれていただろうから、これからは居心地の良い、安心できる居場所を提供しなくては!

恋白

、、ぅ、、ぐすっ、、あ、ありがとう、、ございます

ゆいん

ぇ、あ!

ゆいん

気にしないで!話してくれてありがとう。

ゆいん

とりあえず、、、食べよっか?

恋白くんはコクっと頷いて、箸を持ってパクパクと 食べ始めた。

ゆいん

あー!お腹いっぱい!
ごちそうさま!

ゆいん

、、恋白くん、お皿、こっち下げてくれる?

恋白

う、ん

ゆいん

ありがとう。

ゆいん

てかさ、こいーー

恋白

あの!

ゆいん

ぉ、、、なに?

恋白

あの、、、その、、、

恋白

、、、

恋白

お名前、、、、

ゆいん

、、、、名前?

恋白

聞い、、、ても、、

ゆいん

、、、、わ!

そういえば、私自身の名前、言ってなかった! なにしてんの、、私

ゆいん

ごめんごめん!!私、

ゆいん

ゆいん!猫愛悠陰。

恋白

ねこあい、、、ゆいんさん

ゆいん

今更だけど、よろしくね

恋白

、、、は、、い!

ーーーーーーーーーーーーーーーー

それから一週間が経過。

恋白くんは私の家で同居しており、バイトを探しながら、家のことや 私の相棒の、、、猫のネミの世話などをしてくれている。

ゆいん

恋白くんも買い物ついてくる?

恋白

もちろん、、、です!

ゆいん

じゃ、いこっか!

恋白

、、はい!

ゆいん

今日晩ご飯なにがいいかなー、、、

恋白

うーん、、

恋白

生姜焼き、、とか

ゆいん

あー!生姜焼きね

ゆいん

たしかに、いいかも?

恋白

、、、

ゆいん

昨日はパスタだったし、今日はご飯かな

ゆいん

生姜焼きか、、

ゆいん

お肉と、玉ねぎと、、

ゆいん

あー、お腹すいてきた!!

ゆいん

恋白くんは、、

ゆいん

恋白くん、、、?

恋白

、、っ

恋白くんは後ずさりしている。

ゆいん

、、ん、、

ゆいん

、、あの人?

恋白くんは静かに頷く。

そして

恋白

おかあ、、、、さん、、っ

と、言った。

ゆいん

、、、、、、

ゆいん

ゆいん

、、ぇぇぇぇええええええ!!!

恋白

し、しーーっ!

私の声が大きすぎたあまり、お母さんらしき人が こちらを振り返る。

恋白母

、、、、恋?

恋白

、、っ

恋白くんのお母さんはこちらへ近づいてくる。

ゆいん

(えー)

ゆいん

(私どうするのが正解???)

恋白母

恋、、、

恋白母

どうしてるのかと思えば、、

そう言うと、私の方をチラリと見る。

恋白母

、、、、。

恋白

、、、っ

恋白母

こんなガキみたいな、、、

ゆいん

、、、は!?

恋白

、、、!!

恋白母

恋の世話ちゃんとしてるんでしょうね

ゆいん

なっ、、、

恋白母

この子ひとりじゃなにもできないのよ笑

恋白母

おまけに勉強もしないで、、、

恋白

、、、、っ

恋白母

ちょっと笑われたくらいで

恋白母

まったく。

恋白母

全然喋らないし、、、

ゆいん

いやっ、、恋白くんは

恋白母

あなたに何が分かるのよ(笑)

恋白母

、、、、

恋白母

、、恋っ!!!!!

恋白

っ!!!

ゆいん

っ!!!

すると、恋白くんのお母さんは突然大きな声で言った。

ゆいん

恋白

それに驚いたのか、怯えているのか、恋白くんは ぴたっと固まり、こわばった表情をしている。

恋白母

、、ふふふ(笑)

恋白母

そんな顔して(笑)

ゆいん

(この人、、お母さんなんだよね、、?)

恋白

、、、っ()

恋白母

、、、やっぱり何も言えないのね。

恋白母

これだから、、

ゆいん

あのっ恋白くんは

恋白

僕は!!

恋白母

!?

ゆいん

恋白

僕は、、変わっ

恋白母

、、っなによ偉そうに!!!

恋白

恋白くんのお母さんは、恋白くんが言い返してきたのが 想定外だったのか少し戸惑っている。

恋白母

いつからそう、、

ゆいん

恋白くんは

恋白母

は!?

ゆいん

恋白くんは!!

川のそばで男の子を拾いました、、。

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