第十九話「看板娘」
小5の頃
八生
(あんま喋ったことない人やなぁ…)
このときの隣の席が有河だった
有河
え?誰?
八生
俺?名前は八生
有河
へぇ
八生
なんだその反応
有河
私は有河、あだ名で呼んでいい?
八生
お、おう
有河
んーそうだな〜、やよちゃん?
八生
いいよ別に、なんでも
有河
じゃあ気軽に呼ぶね
八生
(なんだこいつ、結構ノリがおかしいやつだな)
なんだか初めて会ったような感覚ではない
こいつとは中々な謎な関係
八生
ん?有河?
有河はバスケ部だった すげぇなとは思ってた
八生
中々いいとこあんじゃん
有河
あぁぁ、疲れたぁ
有河
ん?やよちゃん、手振れば気づくかな
八生
あれ?有河気づいたのか?手振ったな
八生
一応ふっとこ
八生
よし、帰るか
普通にあいつはすごかった
何だかわかんねぇけど ちょいおかしいやつを俺はすげぇって思ってた
まぁ今となっては
八生
ふぅ極楽極楽
有河
しっつれいしまーす
八生
はぁー!?バカ、入ってくんなよ!
有河
ちょっ!入ってたの!?見ないで!
八生
お前が入ってきたんだろうが!
有河
てか私が先でしょうが!!
八生
しっらねぇよ!そんなの!
有河
じゃあ一緒に!?
八生
入るか!バカ!
普通に風呂入ってるときにドアを開けてくるし
有河
ねぇやよちゃん〜
八生
ちょっ、バカ、俺のほうに入ってくんなよ
有河
だってぇ寝れないだもん
八生
だってぇじゃねぇよ
有河
だめ?🥺
八生
ったく、しょうがねぇなぁ
良いように気を使わされる だけどそれが楽しいんだろうな
八生と有河は仲は良いけど謎な関係 しかし有河は八生にすごく突っかかる 謎でも仲は良いのだろう