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夕暮side 俺は、女が嫌いだ。
顔がよければすぐに食いつき、
少し怒ると離れていく。
夕暮 杜波
相田 瞬
夕暮 杜波
俺たち2人は、小学校からの仲で、
いわゆる幼馴染。
好きな人ができたらこいつにバレて、
なぜかすぐに応援される。
もちろん、俺が好きになったやつは
ほとんどOKされる。…でもそれは、
『自分、夕暮くんと付き合ってる』
という肩書きが欲しいだけ。
…たとえ、俺が本気だったとしても…
担任
担任
朝日奈 由羽
朝日奈 由羽
担任
担任
担任
福原 柊花
福原 柊花
相田 瞬
夕暮 杜波
相田 瞬
夕暮 杜波
相田 瞬
担任
担任
担任
…瞬のやつ、何勝手に決めてんの。
瞬は、さっき教室に入った瞬間、
…福原のことが好きになったらしい。
…いわゆる一目惚れ？
俺は、一目惚れで好きになったやつなんか
愛なんてないと分かっている。
でもコイツは、本気だ。
福原を見る目が、本気だったから。
夕暮 杜波
席替えをすると、
朝日奈 由羽
朝日奈…だったか？
確か瞬がさっき隣に座ってたやつ。
俺は、一目惚れはしないはずだった。
…したくなかったのに…
外を眺める横顔。
窓から吹く風になびく長いサラサラの髪。
俺は…
朝日奈から目が離せなくなった。
それと同時に、
『好きだ』
そう、思ってしまった。
どうやら下の名前は 『由羽』と言うらしい。
朝日奈 由羽
夕暮 杜波
我ながら何言ってんだ、と思った。
でも朝日奈は、
朝日奈 由羽
と、頬をふくらませて、怒った。
その姿でさえも愛おしいと思ってしまう。
ああ、おれ、重症かな。
その後も、朝日奈をからかうと、
顔を真っ赤にして怒る。
その顔がたまらなく可愛い。
夕暮 杜波
俺が、『由羽』と呼び捨てにしても、
朝日奈 由羽
真っ赤になって、照れる。
俺が、朝日奈にかまいすぎるあまり、
瞬にはあっさりバレてしまった。
『一目惚れ』というと、
瞬は、驚いた顔で、でも優しく
『応援してる』
それだけ言われた。
デートの時だって、
福原と瞬を2人にさせたい
その思いはもちろんあった。
でも、本当は、由羽と一緒に
『デート』をしたかった。
朝日奈 由羽
夕暮 杜波
朝日奈 由羽
…ああ、俺 意識されてないんだな。
夕暮 杜波
それでも俺は、
夕暮 杜波
朝日奈の手を掴み、歩いた。
その時の朝日奈の顔は、見れなかったが、
いつか、俺の事好きになって欲しい。
ただそれだけ、考えていた。
夕暮 杜波
夕暮 杜波
朝日奈 由羽
俺と一緒か…
すると由羽は、
朝日奈 由羽
夕暮 杜波
夕暮 杜波
朝日奈 由羽
朝日奈 由羽
夕暮 杜波
朝日奈 由羽
夕暮 杜波
朝日奈 由羽
まさか、隣とは…
嬉しくなった俺は、
夕暮 杜波
何言ってんだ、俺。
夕暮 杜波
やっぱり俺はおかしいな。
夕暮 杜波
朝日奈 由羽
夕暮 杜波
冗談のつもりだったのに。
次の日家に行ったら、
『はいっ！』
って、弁当を差し出してきた。
…っ！嬉しすぎるだろ！！
夕暮 杜波
朝日奈 由羽
上目遣いで聞いてくるもんだから、
すこしいじりたくなった。
夕暮 杜波
朝日奈 由羽
…っ！ふ…あわててる…っ！
夕暮 杜波
そうからかうと、
顔を真っ赤にして、
朝日奈 由羽
って怒られた。
やっぱり、俺、好きだなぁ…
こんにちは！しだにのです！ 夕暮くんsideでした…！ 読んでいただきありがとうございます！ いいね❤15で続きを出したいと思います！ 今度も夕暮くんside②です！ 男の嫉妬って…、いいですよね() 応援よろしくお願いします🙌
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