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綺麗な青空。 雲一つない、、ことはなかったけど() とにかく綺麗
「ばああぁあぁあかあぁぁぁああぁぁああ!!!」
思いっっっっきり叫んじゃうもんね! 誰もいない、1人の世界なんだから。 世界って広いんだなぁ。何でも出来そうな気がしてくるから不思議。 ふぅ。こんなゆっくりしてる暇はないんだから、さっさと済ませますか。
手を振る。大きく。 脚がうごく。回転が速くなる。風の音が大きくなる。 地面を踏む。力強く蹴る。髪が靡く。 神経に、指の先まで血が巡る。 心臓の音がやけに大きく聴こえる。 何て言うんだっけ、こういうの。 あぁ、そうだ。
走ってるんだ。
気持ちいい。自然と笑みがこぼれる。
ーふわっ
脚が浮いた。身体が浮遊感に襲われる 街が、 県が、 日本が、 世界が、広がる。
「じゃあな、クソみたいな世界。」
これで全てが終わるんだ。 嬉しいけど、少し哀しみがあるのは何でだろう。 そっか。足りないからか。
キミが居ないから、哀しいんだ。
でも、さすがは私のヒーロー。
キミが驚いた顔でこっちをみている。
すごいな、やっぱりキミは。いつも私が望む時に来てくれるんだから。 私は思いっきり顔を歪めて笑う。 キミは何か叫んだと思うと、何かを振り切るように
ーこちらに走ってきた。
キミは速い。すぐに追い付いてくる キミの金色の髪が空に光を残していく キミの綺麗な御空色の瞳が私を捉える キミの大きい日に焼けた手が私を掴む キミは私を見ると、少し泣きそうな顔をしながら、こう言うんだ。
ーもう、離さへんから。