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ぱふまふ
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Foxkejo_
1
朝から、柔の様子がおかしかった。
そう言って笑うけど、俺には分かる。
昨日の夜だって寝る直前まで「舜、今日一緒に寝て」とか「もうちょっとこっち来て」って言って俺にくっついてきた。
たぶん、その時からもうしんどかったんやと思う。
そう言いながらも俺はずっと柔を見ていた
仕事が始まれば、柔はいつも通りだった。
スタッフさんに呼ばれればすぐ返事するし、カメラが回ればちゃんと笑う。
仁ちゃんや勇ちゃんと話しているときも、いつもの淡々とした柔やった。
だから俺も、なるべく普通にしていた
柔は笑って誤魔化した。
でも、その数分後
休憩に入った瞬間、柔が椅子に座って伏せていた。
とても小さな声だった
俺がすぐ隣まで行くと、柔は俺の手を取ってそのまま自分の頬に当てた。
体温計を渡すと、柔は素直に測った。
その間もずっと暖かい手で俺の手を握っている。
ピピッ、と音が鳴った。
柔が俺の肩に頭を乗せた。
そのまま、ぎゅっと腕を絡めてくる。
その会話を、少し離れたところで他3人が聞いていた。
俺はどうしていいか分からなくて、とりあえず柔の背中を撫でた。
いつもの柔なら、絶対こんなこと言わない。
ましてやメンバーの前なんて。
ようやく手を離してくれた
俺がスタッフさんのところへ行っている間、後ろから仁ちゃんの声が聞こえた。
そう
みんなが知っている俺たちはそういう関係だった。
俺が柔の隣に行って、くだらないことで話しかける。
それを柔が適当に返す。
俺が「冷たい」って拗ねる。
それを柔が笑う。
みんなは、それが俺たちの普通だと思っている。
だから今日の柔は、俺以外の誰にとってもきっと別人だった。
俺が戻ると、柔はすぐに俺の名前を呼んだ。
そう言って、柔が俺の手を両手で包む。
柔が安心したように笑った。 そして、俺の肩に身体を預けてきた。
そう言うと、柔は少しだけ顔を上げた。
その瞬間、俺の後ろから勇ちゃんの声がした。
仁ちゃんも笑いながら頷いている
俺がそう答えると、太ちゃんが腕を組んで柔をまじまじと見ていた。
図星なので俺は何も言えない
柔はそんなことも知らず、俺の腕に顔を埋めている
柔が俺の服の裾を握ってきた
柔は満足そうに目を閉じた。
その姿を見て、3人がまた黙った。
たぶん、というか絶対に今日初めて知ったんやと思う
俺がいつも柔に構ってほしがってるように見えている。
でも実際は
家に帰れば、俺以上に俺を必要としてくる人がいることを。
そして俺は、そのことを誰にも知られないまま、今日も柔の隣にいる。
コメント
1件
あ、これめっちゃ良かった…!普段クールな柔が熱で一気に甘えモード全開になるギャップがたまらんわ。特に「しゅんだからだよ」のとこでちょっと心臓やられた。しかも周りのメンバーが「えっ初めて見た」ってなってるのがまた面白い。家では逆に舜が柔に必要とされてる関係性、このエピソードだけでじわじわ伝わってきた。もっと読みたい!続き待ってます🔥