休み時間になればクラスメイトたちが隣の席に集る。
1人の俺と複数人の天乃で、まさしく天と地の差だった。
それなのに何故か。
通常であれば授業以外で接点を作らなくても良いのに、
気づけば横にいようとする努力が見えた。
pe
rd
クラスメイト
pe
クラスメイト
クラスメイト
rd
pe
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pe
pe
待っていたはずの天乃がパタパタと足音立てて追ってくる。
気のいいやつなんだなあ、とか。
よく俺のとこに構いにこれるなあ、とか。
その時はまだその程度のクラスメイトという名前表記だった。
ー
瞬く間に日々が過ぎて、
席替えをしたはずなのに席は窓側に近付いただけで、
天乃は席がひとつ前になっただけだった。
もう文化祭、初めての高校での文化祭に
出し物のついて盛り上がるクラスメイトたちを
ぼーっと眺めていた。すると
ガタッと机に椅子が当たる音がして、
肘をついていた手のひらから頬を離して見上げれば
太陽に照らされてギラギラ輝くウルサンが見えた。
pe
え、お化け屋敷にすんの??
話を聞いていなかったのが丸わかりになる表情も
唐突な天野の発言によってクラスメイトに紛れた。
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
pe
慌し…。
ホッと息をつきながら座る天乃を
クラスメイトが悪い瞳で見ていたことは
多分、本人は気づいてなかった。
ー
文化祭まで残り一週間ほどと言うところで
衣装も教室も大体が終わりに向かっていた。
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
pe
pe
「あ“ぁ”“〜、と悲鳴が教室へと遠ざかっていく。
クラスメイト
rd
真っ黒布は降ろされた教室はいつもと雰囲気が違い
脅かす役であろうと怖い。
実際に体験する側はどうなんだろ…。
出口最後の切り札に任されてしまったせいか
耳が割れそうになる天乃の叫び声を聞き続ける事になった。
あ、天乃きたじゃん。
一緒に入ったであろうクラスメイトは消え失せており
天乃1人で道を歩いていた。
pe
pe
rd
pe
出口から入る僅かな光が
お化け屋敷に入った人を安堵させ、
他よりよく見えるこの仮面がさらに恐怖へ落とす。
鬼畜すぎる考え。誰が思い付くんだこんなの。
rd
反応のない天乃に声をかければ
耳をつん裂くような叫び声で耳が痛む。
rd
天乃の姿は忽然と消え去っており、
廊下の窓下の木にもたれながら失神前後を保っているのが見えた。
rd
pe
rd
pe
rd
pe
rd
pe
込み上げる笑いが空気を揺るがす。
何かがおかしくて、笑える。
rd
rd
pe
rd
pe
rd
pe
pe
rd
何故かポカーンとした顔をしていた天乃、
もといぺいんとはふにゃっと顔を笑わせる。
pe
rd
pe
rd
手を差し出せばがっしりと掴まれる。
そのまま引き上げた、その日からが
クラスメイト、という檻が消えた瞬間だった。
→参 ←壱
♡744以上。 いい感じに青春。 因みにお面は青鬼想像。
コメント
1件
ごめんなさーい、失礼します。最近テラーやプリ小説の夢小説を拡散している方がいらっしゃり、まだすとろべりーの王子らへんが拡散されているようですが、いつこちら側に転がるか分からないので非公開にすることをオススメ致します…一応🔮もかけておいた方がいいかもしれないです…余計な一言失礼しました